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中国:江蘇省常州の中学で環境汚染、生徒493人に健康被害

2016年4月19日(火) 10時13分(タイ時間)
【中国】江蘇省常州市の中学校「常州外国語学校」でこのほど、生徒641人が体の不調を訴え、うち493人から皮膚炎や気管支炎、白血球の減少などの異常が見つかった。中には悪性リンパ腫や白血病の診断を受けた生徒もいるという。

 近隣の化学工場による環境汚染が原因とみられている。現地メディアが17日伝えた。

 この中学は2015年9月、現在の場所に移転。12月末から頭痛や皮膚の発疹などの異常を訴える生徒が出始めた。転校する生徒もいたため、学校側が生徒に健康診断を受けさせた。

 保護者によると、校舎の北隣の場所にかつて化学工場があり、汚染物質を敷地内に埋めたことで環境が汚染された疑いがあるという。工場の元従業員も、有毒化学品を密かに埋めていたことを認めている。

 地元政府はこれを受け、工場跡地の環境修復を行い、商業地として再開発する計画を進めている。ただ、跡地の地下水と土壌を調べたところ、除草剤などの原料となるクロロベンゼンの濃度が基準の9万倍にも達することが分かった。

 この中学が建設される際、当局に提出された環境アセスメント(環境影響評価)の報告書に重大な問題があったと指摘されている。また、校舎の建設は同報告書が受理される7カ月前に始まっていたことも判明した。
《亜州IR株式会社》

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