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中国:豪巨大牧場を中国企業が買収へ、当局審査は7月総選挙後に

2016年4月26日(火) 12時58分(タイ時間)
【オーストラリア、中国】オーストラリアの牧場経営会社S・キッドマンはこのほど、総面積7万7300平方キロメートルの牧場の売却先を、中国・上海鵬欣集団の傘下企業が主導するコンソーシアムに決めた。

 売却計画は豪政府の国益審査の対象となる。審査の時期についてモリソン財務相は20日、7月初めの総選挙の後になるとの見方を示した。海外メディアの報道を引用する形で、参考消息網が21日付で伝えた。

 買収を主導するのは、上海鵬欣集団傘下の湖南大康牧業。買収額は3億7070万豪ドル(約317億円)に達する見通しだ。湖南大康牧業が上海の不動産関連企業と共に、キッドマンの株式80%を取得する計画。買収する牧場の面積はオーストラリアの国土の約1%に相当し、中国で言えば浙江省の面積に匹敵する大きさだ。

 キッドマンの買収を巡っては、昨年も上海鵬欣集団を含む複数の中国企業が競り合ったが、豪当局が同11月、国防上の理由から外国企業への売却は認めないとの判断を示していた。キッドマンが南オーストラリア州に持つ牧場の敷地の一部が、軍の兵器実験場となっていることが原因だった。

 キッドマンは今回の湖南大康牧業などへの売却計画で、この敷地を切り離し、豪企業に売却する方針を示している。
《亜州IR株式会社》

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