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日本製紙、タイで木質バイオマス燃料実証生産

2016年4月28日(木) 22時21分(タイ時間)
【タイ】日本製紙は同社が出資するタイの製紙会社フェニックス・パルプ・アンド・ペーパーと共同で、タイでトレファクション技術を用いた木質バイオマス燃料(トレファイドペレット)の実証生産を行う。事業化を視野に入れたもので、年間約8000トン規模。

 トレファクションとは、比較的低温で木質バイオマスを炭化させることで、通常の炭化より熱量を大幅に残すことができる技術。トレファイドペレットは木質バイオマスをそのままペレット化したもの(ホワイトペレット)や木質チップに比べて、耐水性、粉砕性に優れ、エネルギー密度が高まることによる物流費低減などのメリットが期待される。

 生産実証設備はタイ東北部にあるフェニックスの工場敷地内に設置。原料となる木質バイオマスは近隣の同社植林地から調達する。2017年春からトレファイドペレットの生産を開始し、日本製紙の釧路工場(北海道釧路市)の微粉炭ボイラーでの混焼試験を経て、同年12月末をめどに事業化に向けた見極めを行う。

 事業化の際は年産8万トン規模の商業生産設備を設置することを想定。実証生産と並行して、三井物産と共同でアジアを対象とした市場調査を行う。

 木質バイオマス燃料は二酸化炭素排出量抑制につながる再生可能エネルギーとして世界的に需要がある。
《newsclip》

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