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岸田外相がタイ訪問、プラユット首相らと会談

2016年5月3日(火) 15時48分(タイ時間)
岸田外相とプラユット首相の画像
岸田外相とプラユット首相
写真提供、タイ首相府
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写真提供、タイ首相府
岸田外相とソムキッド副首相の画像
岸田外相とソムキッド副首相
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写真提供、タイ首相府
【タイ】中国など5カ国を歴訪中の岸田文雄外相は1日、2カ国目の訪問先であるタイに到着し、ドーン外相と会談した。翌2日にはプラユット首相、経済政策を統括するソムキッド副首相を表敬訪問したほか、タイの国立名門大学、チュラロンコン大学でスピーチを行った。

 ドーン外相とは約1時間15分会談した後、夕食会を約1時間半行った。岸田外相はドーン外相に対し、投資環境の維持、促進に向け、日本企業の要望に対応するよう要請。また、民政復帰の進展を期待すると伝えた。ドーン外相は来年半ばの総選挙実施を強く信じていると応じた。

 岸田外相は南シナ海問題にも触れ、中国による大規模な埋め立て、拠点構築などの動きを、一方的な現状変更の試みだとして懸念を表明した。ドーン外相はタイも問題の外交的解決、法に基づく問題解決、そして東南アジア諸国連合(ASEAN)が一体となって対応することが重要と考えていると述べた。

 岸田外相は翌2日、プラユット首相を表敬訪問し、約70分間会談した。プラユット首相はタイの投資環境について、「日本企業がどういう問題に直面し、懸念しているかについて常に耳を傾けている」、「心配は無用」、「タイは日本企業に最善の対応を行っている」などと述べた。

 プラユット首相はまた、政治改革、民主化に向け全力で取り組んでいると主張。日本はタイの親友であり、タイは日本の政治、民主主義から学びたいと考えていると話した。

 岸田外相とソムキッド副首相の会談は約50分間行われた。ソムキッド副首相はタイ国内の鉄道、港湾、空港、経済回廊などのインフラプロジェクトやスーパークラスター政策に関する詳細を説明。人材育成やベンチャー企業などの分野で日本の更なる支援を要請した。

 チュラロンコン大学のスピーチで、岸田外相は、今回の外遊でタイ、ベトナム、ミャンマー、ラオスを訪問し、就任以来3年半でASEAN10カ国全てを訪問したことになり、日本のASEAN重視の姿勢を示すことが出来たと述べた。今後のASEAN経済については、道路や橋、鉄道などで互いをつなぎ,モノやヒトの流通を活発化させることが重要だと指摘。日本はインフラ整備だけでなく、通関手続きの改善、周辺地域の開発などを支援する考えを示した。

 環太平洋経済連携協定(TPP)については、ブルネイ、マレーシア、シンガポール、ベトナムが参加し、タイ、フィリピン、インドネシアが参加に関心を示していることを歓迎すると表明した。

 南シナ海問題については、日本は(1)国際法に基づく主張、(2)「力」を用いないこと、(3)紛争の平和的解決――という3つの原則を主張していると説明。「法の支配」の原則が徹底され、実践されるような地域秩序を作っていかなければならないと訴えた。
《newsclip》

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