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中国企業がモスクワ~カザン鉄道整備へ、露政府は担保提供せず

2016年5月31日(火) 12時38分(タイ時間)
【中国】ロシアが計画する自国初の高速鉄道建設プロジェクトに対し、中国は費用全額の4000億ルーブル(約6800億円)を融通する構えだ。

 担保の設定を拒む露政府の立場を考慮。中国は国益と国策を重視し、露政府の担保を求めない方針に転換したという。21世紀経済報道が外電情報として伝えた。

 鉄道経営権に関する覚書は、2016年内に交わされる予定。政府間の取り決めに従い、中国の国家開発銀行が全額を融資する。今年6月にも覚書に調印する見通しだ。

 露政府はまた、乗客の伸び悩みも懸念。当初計画の「年間1000万人以上」が達成できるかどうかを不安視しているとされる。

 ロシアの首都モスクワと南西部カザンを結ぶ高速鉄道を建設する計画。モスクワ~カザン鉄道は、全長770キロメートルの高速鉄道で20年の全面開通を目指す。将来的には中国の北京まで延伸し、両国間初となる「越境高速鉄道」へと発展させる構想も存在。モスクワ~北京の距離は7000キロを超える。

 同鉄道をめぐっては15年5月、インフラ建設大手の中国中鉄(390/HK)とロシア企業のコンソーシアムが「設計業務」を落札。落札価格は200億ルーブル。2016年末までに測量や設計作業を終える予定だ。
《亜州IR株式会社》


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