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中国:新疆イリ・カザフ自治州、旅券申請にDNA提供義務付け

2016年6月8日(水) 22時48分(タイ時間)
【中国】新疆ウイグル自治区北西部のイリ・カザフ自治州政府は6月1日から、市民がパスポートの発行を申請する際、DNA抽出のため血液標本の提出を義務付けた。血液標本のほか、指紋や声紋の提出も求められる。

 英メディアによると、同様の政策が自治区全域で実施されているという。ただ、自治区公安庁(警察)の公式ウェブサイトに通知などは出されていない。同自治州を対象に、特に厳しい政策が実施されたとみられている。

 イリ・カザフ自治州では人口300万人のうち、イスラム教徒のウイグル族が25.6%、カザフ族が21.1%、漢族が36.56%を占める。

 国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は昨年7月、中国政府が新疆やチベットで、少数民族に対するパスポート発行を遅らせていると指摘。ウイグル人やチベット人が宗教的な学習会に参加したり、聖地メッカへの大巡礼(ハッジ)に向かうのを規制する狙いがあるとの見方を示していた。

 また専門家の間では、「グローバル・ジハード(聖戦)」運動に参加するウイグル人が増えていることも一連の政策に影響したと指摘されている。
《亜州IR株式会社》

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