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中国:老人ホーム入居を拒絶、高齢者85%が「親不孝」とみなす

2016年6月9日(木) 22時22分(タイ時間)
【中国】山西省太原市でこのほど、82歳の秦さんが老人ホームへの入居を拒む騒動が起きた。老人が自分を大事にされていないと感じたことが主因。調査によると、高齢者の85%が介護施設入居を拒否するという。黄河新聞網が伝えた。

 秦さんには3人の子供がいる。夫を早くに亡くし、体も元気ではなかったため、この3年間は“たらい回し”のように、3カ月ごとに子供たちの家を移動して過ごしてきた。長男と暮らしていた2015年5月、秦さんは体内時計が乱れ、朝10時起床、明け方4時睡眠という生活サイクルに変化。耳が遠く深夜にも大音量でテレビ視聴するため、近隣住民からも苦情が来た。長男は夜眠れず入院。その嫁も体調を崩したため、秦さんを老人ホームに入れることを決断した。だが、そのことを知った秦さんは取り乱し、「年老いた私は嫌われ、みんなに見捨てられた」と漏らして泣いたという。

 「老人ホームに入居したいかどうか」について、黄河新聞は60歳以上の102人に対するアンケート調査を今月1日に実施した。その結果、87人が入居したくないと回答。主な理由は、◆自由がない、◆老人ホームは家族がいない人が入居するところ、◆友達がいなく孤独、◆子供が親不孝と陰口を言われる――の4点が挙げられた。

 専門家によると、高齢者は自分の状況に応じて介護サービスを選択できる。また、まず1カ月ほど試験的に入居し、自分に合うかどうか試してみることも勧められるという。
《亜州IR株式会社》

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