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中国:「倹約令」の違反指摘が大幅増、手口は巧妙化

2016年6月12日(日) 18時36分(タイ時間)
【中国】中国当局が公務員の視察や会議の簡素化、倹約の励行などをうたった「中央八項規定」を打ち出してから3年半になる。

 公務員や国営企業関係者などに対する監視が強まったことで同規定違反と指摘されるケースは大幅に増えたが、指摘を逃れようと手口が巧妙化している現実もある。中国紀検監察報が8日付で伝えた。

 中央紀律検査委員会監察部によると、今年第1四半期に同規定違反を指摘されたケースは全国で8788件あった。関係者は1万2236人に上り、このうち9361人が処分されている。これらの数は2015年第1四半期のほぼ2倍に急増している。

 規定違反が増える一方で、このところ目立つのは、違反の手口が巧妙化していることだ。天津市政府系の医薬企業、天津市医薬集団の董事長だった張建津氏は高級レストランのシェフを社内食堂に招いて宴会を開き、高級酒をミネラルウォーターのボトルに入れ替えて提供したなどと指摘された。高級レストランで高級酒を振る舞うことは、「ぜいたく」として中央八項規定に違反するためだ。

 ほかに、賄賂となるカネや贈答品の流れを見えにくくするため、インターネット上でやりとりされるケースも増えているという。中国社会科学院・中国廉政研究センターの高波・副事務局長は「規定違反をなくすためにはきめ細かい監視が必要だ。企業や組織の監督機関が責任ある態度で厳しく監視し、違反の芽は小さいうちに摘み取ることが重要になる」と指摘した。
《亜州IR株式会社》

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