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タイ北部でジカ熱相次ぐ、ペチャブン県でも

2016年6月23日(木) 12時09分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、22日、タイ北部ペチャブン県の2カ所で3人がジカ熱に感染したことが確認された。3人は熱などの症状が出たが、いずれも回復したという。

 タイ北部ではチェンマイ県で子ども2人のジカ熱感染が確認されたばかり。

 タイ保健省によると、今年に入りタイ国内でジカ熱が報告されたのは、ペチャブン、チェンマイのほか、バンコク都、中部ノンタブリ県、西部カンジャナブリ県、東北部ナコンラチャシマ県、ウドンタニ県、ブンカン県、北部ピッサヌローク県、スコータイ県、ウタラディット県。患者数など詳しいことは明らかにされていない。

 日本の厚生労働省によると、ジカ熱はジカウイルスに感染することで起こる感染症で、軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などが主な症状。潜伏期間は2―12日で、およそ2割の人が発症するといわれる。ウイルスに感染した人を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が別の人を吸血することでウイルスが感染する。母胎から胎児への感染や、輸血による感染、性交渉による感染リスクも指摘されている。有効なワクチンはなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法。

 ジカ熱については、妊娠中に感染した場合、脳の発育が不十分な小頭症の新生児が生まれる恐れが指摘されている。世界保健機関(WHO)は今年2月、「妊娠中のジカウイルスの感染と小頭症との因果関係が強く疑われる」として、ジカ熱の流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言。3月には感染地域への妊婦の渡航自粛を勧告した。

 WHOによると、ジカウイルス感染の報告があったのは、2016年6月15日時点で、中南米を中心とする60カ国・地域。アジア大洋州地域では、タイ、ベトナム、フィリピン、フィジー、ニューカレドニアなどで感染が報告されている。
《newsclip》

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