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タイから日本への出張、里帰りに NTTドコモのWiFiルーター、新機種の実力は?

2016年6月24日(金) 13時54分(タイ時間)
タイから日本への出張、里帰りに NTTドコモのWiFiルーター、新機種の実力は?の画像
タイから日本への出張、里帰りに NTTドコモのWiFiルーター、新機種の実力は?
地震発生時にNTTドコモの電波だけが即座に復旧して話題となった熊本の画像
地震発生時にNTTドコモの電波だけが即座に復旧して話題となった熊本
山がちな路線の移動でも安定していた山陰地方(出雲大社)の画像
山がちな路線の移動でも安定していた山陰地方(出雲大社)
山陰から山陽に抜ける揺れのひどい路線でも電波は安定(鳥取砂丘)の画像
山陰から山陽に抜ける揺れのひどい路線でも電波は安定(鳥取砂丘)
SIMカードでは不可能な速度と複数同時接続を実現 

 日本への出張や家族での里帰りで使い勝手の良いNTTドコモのWiFiルーター。ニュースクリップで過去2回体験試用リポートを掲載しているが、今回新機種が登場したことにより、一時帰国の際に改めてお借りした。スマホ程度の大きさとタッチパネルで使い勝手が向上、接続もより速くなりストレスが全くない。バンコクではセントラル・ワールドに入居する伊勢丹デパート4階にあるカウンターで受け取りが可能だ。

接続速度が上り最大255Mbpsにアップ

 NTTドコモのWiFiルーターの標準機種、4G[LTE]は手のひらに隠れるほどの小型サイズで、持ち歩きに全く場所を取らない。むしろ、ポケットやバッグから滑り出て落とすのが心配なほど。また、指先というよりは爪先で動かす小さなレバーは、不器用な人では使いづらいかも知れない。今回登場した新機種、プレミアム4Gはスマホ程度の大きさで厚さは1センチ以上、4G[LTE]の2倍ほどとなって安心のホールド感だ。

 今回の日本行きは、九州の熊本から東北の山形まで。山がちの山陰で電車に乗りながらノートブックで原稿打ちやクラウドアップの写真整理をするなど、不安な環境でネットを使用することが多かった。

 ちなみに熊本は地震が発生した際、携帯電話各社のネットワークが一斉にダウンした。携帯電話が最も必要とされるときに使用不可になったが、NTTドコモが唯一、ダウンから数分後に復旧し人々の安否やライフラインの確認に貢献した。

 NTTドコモはもともと、携帯電話の電波を大ゾーンと少ゾーンに分け、一つの基地局の電波到達範囲が狭まると隣の基地局が発信する電波が広がって圏外を即座にカバーするシステムになっている。今回の熊本地震では被災地の少ゾーンの基地局が全てダウンしものの、一帯をカバーする大ゾーンの基地局の電波到達範囲が即時に広がった。これは東日本大震災での被災経験によって充実化されたシステムだという。大小ゾーンのシステムのほか、災害地やイベント会場などに臨機応変に駆け付ける移動基地局も常備されている。

 熊本から山形まで、旅先で毎回SNSをアップ。メールも常に受信。「受信状態が悪い場所で使えないかも知れない」という不安は最初からなく、常に速い速度、SNSはほとんど瞬時だった。少なくともタイの会社や自宅でつなぐLANよりは速くて安定したネット接続が確保された。

SIMのようなトラブルが皆無

 入り切りはいたって簡単。スイッチを長押しするとモニターにNTT NTTドコモのロゴが現れる。30秒ほど待つとロック表示(カギのイラスト)に切り替わるので、それを1―2秒長押しすれとほぼその場で繋がる。最初の1回はパスワードを入力。後は持ち歩くバッグに入れたり、服のポケットに忍ばせたりすればいいだけ。

 WiFiルーターを持ち歩くメリットはいくつもある。まずは携帯電話端末のSIMを差し替える必要がない。「ルーターを持ち歩くのだったらSIMを差し替えた方が楽」という意見もあり、シチュエーションによっては確かにそのとおりだが、SNSの種類によっては電話番号が変わることによって再設定が必要となる。一方のWiFiルーターならタイの携帯番号がそのまま使える。今やSNSの通話環境が改善されて通話にほとんど支障はないが、日本行きを知らせていない相手からはタイの電話番号にかかってくる。

 タイではダブルSIMの機種が多く売られているが、SIMを2枚差したところで、SNSを繋ぐ電話番号は差し替えたSIMという理屈は同じ。実際、SNSが使えなくなってアカウント自体を作り直すトラブルは絶えない。タイでは特にSNSがビジネスの場で活躍するので、アカウントを失うというトラブルは致命的ともいえる。

 何より、NTTドコモのWiFiルーターは複数接続が可能というのが大きなメリットだ。最大10台。複数人数での出張、特にタイ人スタッフの日本での研修の場で重宝されることが多いという。日本では外国人旅行者が電話番号を持つことが決して簡単ではない。長期出張だと貸し出し端末など使っていられない。家族での里帰りも一人ひとりがSIMを契約していたら安いパッケージでもWiFiルーター1台の契約より高くなってしまう。そもそもSIMパッケージは安い速いとうたっていても、日本で携帯を普通に使用している速度を超えることはない。

1人での使用でもかなりの便利さ

 複数人数でなく自分1人での使用でもWiFiルーターは便利だ。携帯電話端末とノートブックに同時に接続できるからだ。このとき、WiFiルーターのモニターには接続台数が「2」と表示される。特に移動中の時間を有効活用したいときに威力を発揮する。

 日本はトンネルが多いので、普通のSIMだとすぐに圏外になってしまう。一方のWiFiルーターなら、端末やPC自体はルーターに繋がっているので、トンネルが長くてさすがに電波が届かなくなっても再設定の表示は出てこない。特に携帯電話端末は再設定のエラーメッセージが出てきてうるさいが、WiFiルーターならそうはならない。PCならWiFiには繋がっているがネット接続はないという黄色の三角のエラーメッセージが出てくるだけだ。ただ実は、携帯電話端末の場合、ネット接続でのエラーメッセージは出ないが、差しっぱなしのSIMの方が接続不可になってエラーメッセージが頻発する。

 いたって使いやすいWiFiルーターだが、タイでのネット接続に日々いらいらしている状況から、日本で急に快適な速度に出会うと、うれしくなって「日本にいるうちにあれもこれも」となり、使い過ぎることになる。パッケージの上限に達してしまって突然速度が制限された、という事態に陥る心配もある。またWiFiルーターのバッテリーは連続通信で最長18時間もつ長寿命だが、携帯電話端末のバッテリーがそこまで持たないことが多々ある。電圧の違いが理由なのかどうか分からないが、同じ機種を充電しても日本だとかかる時間が実感値で妙に長い。いずれにせよ、使い過ぎには注意が必要だ。

●上り最大225Mbps ●下り最大50 Mbps ●連続通信時間18時間 ●連続待機時間2200時間
●申し込み:http://newsclip.sp-newsclip.be/order.pdf
 (該当機種はニュースクリップ読者優先、「ニュースクリップを見た」と要記述)
《newsclip》

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