RSS

中国:AIIBが初融資4件決定、アジア4カ国に総額5億900万米ドル

2016年6月28日(火) 15時10分(タイ時間)
 の画像
 
写真提供、タイ財務省
 の画像
 
写真提供、タイ財務省
 の画像
 
写真提供、タイ財務省
 の画像
 
写真提供、タイ財務省
 の画像
 
写真提供、タイ財務省
 の画像
 
写真提供、タイ財務省
【中国】中国主導で2015年末に設立されたアジアインフラ投資銀行(AIIB)の第1回理事会・年次総会が26日、北京市で開かれた。

 立ち上げ後初の事業成績が報告されている。同行の金立群・初代総裁は開幕式で、総額5億900万米ドル(約518億円)の4件の融資案件に関して、役員会の承認をすでに通過したと宣言。さらに複数の融資計画を進めていることを明らかにした上で、今年の融資実行額が年間目標(12億米ドル)を超過達成する見通しを述べている。毎日経済新聞が27日付で伝えた。

 承認された4件は、バングラデシュ、インドネシア、パキスタン、タジキスタン向け融資。それぞれ電力網整備、都市再開発、高速道路建設、国境道路更新の各事業に用いられる。うちバングラデシュ向けの単独融資を除き、残る3融資はそれぞれ世界銀行、アジア開発銀行、欧州復興開発銀行との協調融資として実行予定。国際連携を深める狙いだ。

 AIIB副総裁兼最高投資責任者(CIO)のD.J.パンディアン氏は、AIIBの融資額について、2017年は25億米ドルに増えると予想。さらに向こう5~6年には100億米ドル規模を想定していると改めて表明した。

 AIIBではこのほか、後進国メンバーのインフラプロジェクト準備の推進をサポートするための「プロジェクト準備基金」を新たに創設する。環境、社会、法律、技術分析などを対象に資金を提供するもの。今秋にも運営を開始する予定だ。中国は基金への第1の出資国として、5000万米ドルを拠出する。今後はその他の資金提供ルートを確保し、同基金の持続的な運営を保証していく立場だ。

 年次総会には、AIIBへの参加意向を表明している潜在メンバー24カ国の代表も参加。アジア開発銀のメンバーである香港もAIIBに加盟申請を提出済みという。

 AIIBは1月16日に正式開業した。融資のエリアは、中央アジア、南アジア、東南アジアを想定している。対象は交通、水資源、エネルギーに関する案件が多い。「一帯一路」沿線諸国向けの融資を視野に入れる。

 インフラ投資の需要はピーク期が到来。向こう10年では、世界全体で総額10兆米ドルが必要になるとの認識だ。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報