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中国経済は第2四半期も安定推移、「強い刺激策」実施せず=李首相

2016年6月28日(火) 21時36分(タイ時間)
【中国】中国の李克強首相は27日、天津で開催された夏季ダボス会議で演説し、英国が欧州連合(EU)離脱を決めたことで、世界経済の先行き不透明感が一段と強まったとの認識を示した。

 中国経済が直面する圧力も依然として大きく、「困難を過小評価してはいけない」と発言。ただ、中国経済は第2四半期(4~6月)に入っても安定成長を維持しており、ハードランディングに陥ることはないと強調した。複数メディアが伝えている。

 李首相は足元の景気動向について、第1四半期(1~3月)に6.7%の経済成長率を確保した後も、安定的に推移していると説明。特に雇用が堅調で、1~5月の新規就業者数は577万人と、年間目標の58%を消化したと評価した。

 その上で、中国は「穏健な金融政策」を継続すると同時に、構造改革も推進していく方針を示している。ただ、「“大量の水を注ぎこむ”ような強い刺激策を実施するつもりはない」と改めて強調した。

 中国にとってEUは最大の貿易相手であることから、英国の離脱による中国経済への影響を警戒する向きも多い。李首相の発言は、そうした市場の懸念に答えた格好だ。市場関係者の間でも、英国のEU離脱による中国経済への影響は限定的とみる向きが多い。例えばJPモルガン・チェースは、中国の英国向け輸出が全体の2.6%にとどまる点に触れ、貿易に直接的な影響を及ぼすことは考えにくいとの見方を示した。ただ、中国当局が人民元安への対策を強化するなど、為替政策には一定の影響をもたらすとみている。
《亜州IR株式会社》


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