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タイの上半期ジカ熱感染 少なくとも10都県97人

2016年6月28日(火) 21時36分(タイ時間)
【タイ】タイ保健省は27日、年初から同日までにタイ国内で確認されたジカウイルス感染(ジカ熱)が97人だったと発表した。感染者がみつかったのは10県の16郡42カ村で、東北部ブンカン県と北部ペチャブン県以外では感染拡大の抑えこみに成功したとしている。

 27日の発表では感染が確認された他の8県を明らかにしなかったが、これまでの保健省の一連の発表では、感染地域をブンカン県、ペチャブン県、バンコク都、中部ノンタブリ県、西部カンジャナブリ県、東北部ナコンラチャシマ県、ウドンタニ県、北部チェンマイ県、ピッサヌローク県、スコータイ県、ウタラディット県の11都県としていた。

 ジカ熱については、妊娠中に感染した場合、脳の発育が不十分な小頭症の新生児が生まれる恐れが指摘されている。世界保健機関(WHO)は今年2月、「妊娠中のジカウイルスの感染と小頭症との因果関係が強く疑われる」として、ジカ熱の流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言。3月には感染地域への妊婦の渡航自粛を勧告した。

 WHOによると、ジカウイルス感染の報告があったのは、2016年6月15日時点で、中南米を中心とする60カ国・地域。アジア大洋州地域では、タイ、ベトナム、フィリピン、フィジー、ニューカレドニアなどで感染が報告されている。

 日本の厚生労働省によると、ジカ熱はジカウイルスに感染することで起こる感染症で、軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などが主な症状。潜伏期間は2―12日で、およそ2割の人が発症するといわれる。ウイルスに感染した人を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が別の人を吸血することでウイルスが感染する。母胎から胎児への感染や、輸血による感染、性交渉による感染リスクも指摘されている。有効なワクチンはなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法。
《newsclip》

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