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【グビナビ】 ラマ7世王も訪れた アユタヤの古民家宿

2016年7月1日(金) 09時22分(タイ時間)
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【タイ】5月の連休で、世界遺産の古都アユタヤを訪れた。

 アユタヤは日本からの知人の観光に同行し、数年に一度訪れるが、常にバンコクから日帰りで、泊まるのは久しぶりだ。

 いろいろ迷った挙句、1泊目はラマ7世が皇太子時代に訪れたという「Ruentubtim」を予約した。

 グラブタクシーを呼び、一路北上し、1時間半後にアユタヤに到着した。島の中は、昔ながらの商店が並び、高いビルもなく、数十年前とさほど変わらない。自動車の数は以前と比較にならないほど増えたが、時速20キロほどでとろとろ走る。ちょっとそっけない表情の人々も、こちらがタイ語を話すと、昔ながらのにっこりした笑顔を返す。タイの地方都市でここまで変わっていないのも珍しいのではないか。

 昼食は川沿いの人気店で有名な川エビを食べた。こちらの方も進化はなく、「ま、こんなものか」という味だ。

 店を出て、対面方式の座席がついた昔懐かしいトゥクトゥクで船着場へ。ここに「Ruentubtim」の迎えのボートが来るという。そう、このホテルというかゲストハウスは数十世帯が暮らす中洲にあり、船でしかたどりつけない。

 10分ほど待つと、全長6メートルほどのロングテールボートが現れた。船頭に言われるまま乗り込み、30メートルほどの幅の川を遡る。川には手漕ぎの木の小舟がのんびり行きかい、岸でイヌが跳ねまわっている。

 川を数百メートル遡り、「Ruentubtim」に到着した。木造2階建ての家屋で、小さな庭と川岸のデッキがある。客室はタイ様式の内装で、居心地は悪くない。ただ、木造なので、隣の部屋や表の音は筒抜けだ。浴室は近くの別の建物にあり、少々不便だが、ホテルの浴室っぽい作りになっている。

 ひと風呂浴びて、早速、ここを選んだ理由の場所に向かった。川岸のデッキだ。ここで夕日を見ながらビールを飲むというのが今回の目的なのだ。

 デッキはインターネットの写真でみたよりしょぼい感じだったが、景色は素晴らしい。丁度夕日が対岸に沈むところで、近所の住人が大人も子どもも川に飛び込み、夕涼みの最中だ。岸には青々とした木々が茂り、全長数十メートルの木造の廃船が岸に打ち上げられている。

 冷えたビールを片手に、沈む夕日を眺めた。  

 夕食はそのままデッキでとることにした。調理人らしい人はおらず、チェックインの際に出迎えてくれた管理人の男性が厨房に入る。ま、ビールがメインで食事はつけたしだから、などと思いつつ、待つこと1時間。出てきた料理は見た目も味も驚くほどのレベルだった。いったいどういうことか聞いたところ、この男性、過去には某有名タイ料理店のヨーロッパの店の料理長を務め、タイ版「料理の鉄人」とも仲がよい、知る人ぞ知る腕利き調理人だった。とある事情でバンコクを離れ、この「邸」の主に留守を託されたという。

 流石に古都アユタヤ。奥が深い。
《newsclip》


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