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中国:胡前主席の側近・令計画氏に無期懲役、「団派」への攻撃か

2016年7月6日(水) 08時52分(タイ時間)
【中国】天津市第一中級法院は4日、全国政治協商会議(政協)の前副主席で、前共産党統一戦線部長の令計画・被告に対し、無期懲役の判決を言い渡した。

 令被告は胡錦濤・前国家主席の側近で、習近平政権の進める汚職取り締まりで摘発された大物幹部。国家機密の不正取得や収賄、職権乱用などの罪に問われていた。米系メディアが伝えた。

 判決によると、令被告は職務上の地位を利用して便宜を図った見返りとして、企業幹部らから7000万人民元(約11億円)以上を受け取ったとされる。厳しい判決が下された背景には権力闘争があり、令氏が属する「団派」(中国共産主義青年団出身者の派閥)への攻撃との見方もある。

 今回の裁判は、国家機密に関わるため、非公開で6月7日に始まった。浙江広廈集団の元総裁・楼忠福氏、四川維徳通信技術公司の元董事長・崔暁玉氏などが出廷して証言。同じく汚職で取り調べを受けている令氏の妻・谷麗萍容疑者、内モンゴル自治区・前副主席の潘逸陽容疑者もビデオで証言した。

 香港のジャーナリスト、程翔氏は「令氏への無期懲役判決で、団派全体が粉砕される。今後、現役の団派高官に影響が及ぶだろう。令氏の主な罪名は汚職だが、その背景にあるのは派閥闘争だ」とコメント。中国共産党は表面に出ないようにしているが、内部では熾烈な権力闘争が行われていると指摘した。
《亜州IR株式会社》


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