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中国:港中旅が国旅を子会社化、アジア最大観光グループ誕生へ

2016年7月13日(水) 13時22分(タイ時間)
【中国】国有観光業グループの中国港中旅集団公司と中国国旅集団公司が戦略再編を行う。国有資産監督管理委員会が11日明らかにしたもので、港中旅集団が国旅集団を完全子会社化する予定だ。

 メディア報道によると、新グループの総資産は1200億人民元(約1兆8000億円)を超え、アジア最大規模の観光業グループが誕生する見通し。

 これに先立つ今年2月の時点で、傘下上場企業の中国国旅(601888/SH)や香港中旅国際投資(チャイナ・トラベル:308/HK)などが両グループの再編方針を表明していた。業界関係者は今回の2大グループ再編について、中国人の海外観光消費が増える中、競争力を一段と強化する狙いがあると分析。政府の「走出去(海外進出)」戦略に沿う形で、観光業分野でも今後、対外投資が加速していくとみている。

 港中旅集団の前身は、実業家の陳光甫氏が1928年に設立した旅行会社(1953年に中国政府によって接収)。本社を香港に置く中央企業3社のうちの1社だ。一方の国旅集団は、前身の中国国際旅行社総社などを再編する形で、2004年11月に設立された。観光・ホテル業を主力とするほか、傘下企業を通じて小売、交通運輸、不動産、物流など各種業務を手がける。国内最大規模の観光業グループで、免税店の運営でも市場をほぼ独占する。

 中国政府は中央企業(中央政府直属の国有企業)の再編を推進中。これまでに、鉄道車両メーカーの南車集団と北車集団(中車集団が誕生)、電力の中国電力投資集団と国家核電技術公司(国家電力投資集団が誕生)、海運の中国遠洋運輸集団と中国海運集団(中国遠洋海運集団が誕生)など、さまざまな業種で再編を実施した。中央企業の数は当初の196社から、直近で105社(↓95社)まで減少している。直近では、宝鋼集団と武漢鋼鉄集団が再編協議に入ったことが明らかとなった。
《亜州IR株式会社》


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