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中国:南シナ海裁定に反発、KFC店舗前で市民がデモ

2016年7月20日(水) 03時00分(タイ時間)
【中国】南シナ海の領有権を巡り、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が中国の主張を退ける裁定を下したことに対し、一部市民が反発を強めている。

 湖南省チン州市(チンは林におおざと)では18日、米系ファストフード店「ケンタッキー・フライドチキン(KFC)」の店舗前でデモが行われた。河北省唐山市でも前日、同様の騒ぎが起きている。香港星島日報が18日伝えた。

 報道によると、チン州市では18日午前10時ごろ、年配の女性ら十数人が店の前に集まり、「ケンタッキーでは食事しない」「米日韓の商品をボイコットせよ」などと書かれた横断幕を手に気勢を上げた。河北省唐山市では17日、市民数十人が「米日韓比を拒否し、中華民族を愛せ」などと書かれた横断幕を持ってデモを行った。

 仲裁裁判所による裁定が出た後、中国では市民の一部が排外主義的な民族意識を強めている。これ以前には、遼寧省大連市の地下鉄車内で、米国のスポーツ用品ブランド「ナイキ」の運動靴を履いた男性が見知らぬ男に「売国奴」と罵られ、殴られる騒ぎが起きた。また江蘇省や河北省では、国産ブランド乗用車「紅旗」の車列が「米日韓の商品をボイコットせよ」などと書かれた横断幕を掲げて街路を走ったという。

 英フィナンシャル・タイムズ紙の中国語版によると、河北省のデモなどに関する書き込みは、中国のインターネット検閲機関が相次いで削除しているという。
《亜州IR株式会社》


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