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「日中衝突の“発火点”は米中より低い」、元駐日中国大使が警告

2016年7月25日(月) 13時53分(タイ時間)
【中国】駐日中国大使や国連事務次長を歴任した陳健氏はこのほど、北京市の清華大学で開かれた「第5回世界平和フォーラム」で、日中間は米中間よりも軍事衝突が起きやすい――との見方を示した。

 陳氏はフォーラムの中で、「アジア太平洋における米国のリバランス、日本の新しい平和主義、中国の全面的な台頭により、アジア太平洋地区の安全と安定は最大の試練に直面している」と指摘。「米中間は、“対抗しない、衝突しない”という大国関係の構築で共通認識が得られており、話し合いのメカニズムもある。しかし、中日間にはない」と述べた。その上で陳氏は、「歴史的な要因により、中国と日本の“発火点”は低く、摩擦があれば“発火”しやすい。南シナ海の問題では特にそうだ」と分析している。

 さらに陳氏は、「中国人は南沙(スプラトリー)諸島が第2次世界大戦中、日本に占拠されたことを覚えている。日本の敗戦後、中国政府の役人は米軍艦に乗って南沙諸島の接収に向かった」と語った。また「中国が米国を攻撃するにしても、米国は大き過ぎ、遠過ぎて手が出せない。日本は攻撃するのに距離も大きさもちょうどよい」と話している。
《亜州IR株式会社》

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