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英誌エコノミスト、最新号のタイでの販売中止 不敬罪の恐れで

2016年7月27日(水) 00時10分(タイ時間)
【タイ】英有力誌「エコノミスト」は23日付号のタイでの販売を取り止めた。掲載されているタイに関する記事がタイで不敬罪に問われる恐れがあるため。

 「エコノミスト」はタイでこれまでに数回、不敬罪に抵触する恐れから販売が中止された。

 不敬罪はタイ国王夫妻と皇太子に対する批判を禁じたもので、有罪の場合、1件につき最長15年の禁錮刑が科される。2014年のクーデターで発足したタイ軍事政権は不敬罪による取り締まりを強化し、民選政権下で問題とされなかったケースも遡って摘発。軍法会議による短期間の裁判で数カ月から数十年に及ぶ禁錮刑を次々に下し、国連や欧米諸国から強い批判を浴びている。

 今月22日には、英国人ジャーナリスト、アンドリュー・マーシャルさんがインターネットの交流サイト、フェイスブックに掲載した写真が不敬罪に抵触する可能性があるとして、タイ当局がマーシャルさんの妻でタイ人のノパワン・バンルーシンさんのバンコク郊外の自宅を捜索、ノパワンさんのパソコン、パスポートなどを押収し、ノパワンさんと3歳の息子をバンコクの警察本部に連行した。ノパワンさんは4時間に及ぶ取り調べ後、釈放された。

 マーシャルさんは元ロイター通信記者。2014年にタイに関する書籍を出版したが、不敬罪に抵触する恐れがあるとして、タイでは販売禁止となっている。マーシャルさんはこの本の出版前から、不敬罪による逮捕を避けるため、タイに入国していない。
《newsclip》

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