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中国:動画サイト楽視網、米TV大手ビジオを2100億円で買収

2016年7月29日(金) 01時58分(タイ時間)
【中国】動画サイト中国大手の楽視網(Letv:300104/SZ)は27日、米液晶テレビメーカーのVIZIO(ビジオ)を20億米ドル(約2100億円)で買収すると正式発表した。

 ビジオを傘下に収めることで、北米テレビ市場進出の足がかりを得る考えだ。現在、当局の認可待ちの段階で、買収手続きは半年以内に終了する見通し。

 2002年設立のビジオは、台湾系米国人のウィリアム・ワン(王威廉)氏が創業。自社工場を持たないファブレスメーカーで、台湾の瑞軒科技(2489/TW)、鴻海精密工業(ホンハイ:2317/TW)、中国の冠捷科技(TPVテクノロジー:903/HK)に生産を委託している。北米の液晶テレビ市場では、韓国サムスン電子としのぎを削る存在。15年の北米シェアは17.2%と、サムスンに次ぐ2位だった(米HIS調べ)。

 楽視網の梁軍COO(最高執行責任者)は過去のインタビューで、「今年(2016年)の重要戦略は世界市場に進出すること」と発言。特に米国市場やインドを筆頭とするアジア太平洋市場に切り込んでいく考えを示していた。なお、これ以前の報道によると、今回の買収により、楽視網は販売台数でソニーを追い抜き、世界5位のテレビメーカーに浮上する可能性があるという。

 ただ、楽視網のテレビ事業をめぐっては、厳しい経営が続いているとの報道もある。同社は13年、テレビ事業の主体となる楽視致新電子科技(天津)公司を設立。この楽視致新は設立初年度に4734万人民元(約7億4600万円)の純損失を計上した後、15年まで3期連続の赤字を強いられている。15年の純損失は7億人民元まで拡大したという。

 動画配信サイト「楽視視頻」を運営する楽視網は近年、経営の多角化を進め、自社ブランドのスマートテレビやスマートフォンを相次いで市場に投入。自社で保有する膨大なコンテンツを活用した安価な製品を武器に、市場シェアを伸ばしている。
《亜州IR株式会社》

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