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バンコクの都市鉄道新路線開業、日本の車両・システム導入

2016年8月8日(月) 00時58分(タイ時間)
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写真提供、JR東日本
【タイ】バンコク首都圏の都市鉄道新路線「パープルライン」が6日、開業した。

 既存の都市鉄道「ブルーライン」を運営するバンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ社(BEM)が運営し、車両、信号・運行監視設備、変電設備、通信設備など鉄道システムの納入と軌道、駅設備などのメンテナンスを東芝、丸紅、JR東日本が担当する。タイの都市鉄道に日本の車両、システムが導入されるのは今回が初めて。

 「パープルライン」はバンコク北西郊外のノンタブリ県バンヤイとバンコク北部のバンスーを結ぶ全長23キロ。「ブルーライン」は2004年に開業したタイ唯一の地下鉄路線で、バンスーから南下し、バンコク都心のアソーク、シーロムを通り、西に転じてタイ国鉄(SRT)バンコク駅があるフアラムポーンに至る全長21キロ。いずれもタイ電車公社(MRTA)が事業主体だ。

 両路線が接続すれば郊外から都心への交通が一気にスムーズになるはずだったが、「パープルライン」の南東側の終点であるバンスー地区のタオプーン駅と「ブルーライン」の西北の終点であるバンスー駅は約1キロ離れ、接続していない。

 「パープルライン」の正式開業を前に、この問題はマスコミなどで大きく取り上げられ、タイ政府のずさんな事業計画に対する不満が強まっている。

 タイ運輸省は当面の対策として、「パープルライン」の開業に合わせ、タオプーン駅とバンスー駅の間でシャトルバスを運行する。バンコク首都圏で路線バスを運行するバンコク大量輸送公社(BMTA)が15台を運行。所要時間数分で、運行時間は午前6時から午後12時。

 また、タオプーン駅の次の駅であるパープルライン・バンソン駅とブルーライン・バンスー駅を結ぶ手段として、両駅に近いSRTバンソン駅とSRTバンスー駅の間で3両編成の列車をピストン運行する。運行は月―土曜の午前6時半―9時半、午後4時半―午後8時半。所要時間は数分。

 バンコク首都圏の都市鉄道計画では、バンスー駅を起点に、バンコク北隣のパトゥムタニ県ランシット(北線、全長26・4キロ)、西のバンコク都タリンチャン区(西線、全長14・6キロ)を結ぶ「レッドライン」の建設が決まり、今年3月、住友商事、三菱重工業、日立製作所の3社が鉄道システム一式の設計建設(土建を除く)を事業主体のSRTから約324億バーツで受注した。

 三菱重工が信号、通信、軌道、電力などのシステムの設計調達、日立製作所がアルミニウム合金製軽量車両の設計製造、住友商事が商務の取りまとめと現地でのシステム据え付けを担当する。2020年完成の予定。北線は日本政府の円借款、西線はタイ政府の自己資金で建設する。
《newsclip》

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