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「妊娠中のタイ渡航控えて」 日本の外務省、ジカ熱で注意喚起

2016年9月13日(火) 15時54分(タイ時間)
【タイ】日本の外務省は13日、タイでジカウイルス感染症(ジカ熱)が発生しているとして、妊娠中または妊娠予定の女性に対し、可能な限り渡航を控えるよう呼びかけた。

 バンコク都庁は12日、今月1日から5日にかけて、バンコク都心のサトン区を中心に、22人がジカウイルスに感染したと発表した。サトン区はビジネス街があり、在住日本人も多い。

 タイ保健省によると、タイ国内で年初から8月末までにジカ熱が確認されたのはバンコク、チェンマイ、サムットサコン、サムットプラカン、ラムプン、ノンカイ、ウドンタニ、ペチャブン、シーサケート、ラチャブリ、クラビ、プーケット、ジャンタブリ、ブンカンなど16都県で、チェンマイ、ジャンタブリ、ペチャブン、ブンカンなど6県では最近も新たな感染者が出ている。

 ジカ熱はジカウイルスに感染することで起こる感染症で、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症などの先天性障害が起きる恐れがある。世界保健機関(WHO)は今年3月、感染地域への妊婦の渡航自粛を勧告した。

 症状は軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など。潜伏期間は2―12日で、およそ2割の人が発症するといわれる。ウイルスに感染した人を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が別の人を吸血することでウイルスが感染する。有効なワクチンはなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法。

 性行為により男性から女性に感染した事例もある。世界保健機関(WHO)は9月6日、性行為による感染がこれまで考えられていたよりも一般化しているとの見解を示した。ウイルスが精液の中により長く残存することが判明し、WHOは、流行地域から帰国した全ての男女に対し、症状の有無にかかわらず、帰国後も最低6カ月間、コンドームを常に使用するなど安全な性行為に努めるか、性行為を控えるべきと勧告した。

 WHOの9月8日のリポートによると、2007年以降にジカウイルス感染が確認されたのは中南米を中心とする72カ国・地域で、アジア大洋州地域では、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、フィジー、ニューカレドニアなどで感染報告があった。
《newsclip》

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