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〈タイ企業インタビュー〉 ボイラ設備 Thai Hirakawa Co.,Ltd.

2016年11月27日(日) 23時23分(タイ時間)
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〈タイ企業インタビュー〉 ボイラ設備 Thai Hirakawa Co.,Ltd.
穴田 正晴 氏(Managing Director 写真右から3人目)
渡邉 芳明 氏(General Manager, Sales & Admin. Department 写真右から2人目)

日系で唯一、タイでボイラ製造販売 信頼のおけるサービス体制

タイで40年以上前から使われているヒラカワのボイラ

――御社概要をお聞かせください

 株式会社ヒラカワ(本社:大阪)は1912年(明治45年)設立、2012年に創業100周年を迎えました。明治時代よりボイラ開発一筋で日本の工業化に貢献、現在では他社の追随を許さないリーディングカンパニーとしての地位を誇っています。

 弊社製品は日系企業のタイ進出と共に40年以上も前からタイに持ち込まれ、さまざまな現場で活躍してきました。1995年、お客様からのご要望が相次いだこともあり、日本からの輸入販売を含めたメンテ事務所を開設。お引き合いがさらに増えたことにより、タイに工場を立ち上げて現在に至っています。

――タイでボイラを製造販売する日系メーカーはほかにあるのでしょうか?

 タイ当地でボイラを開発・製造する日系メーカーは弊社が唯一です。日本からの技術者が常勤、お客様のご要望を受けて輸入販売にとどまる同業他社の製品をメンテすることもしばしばです。タイ国鉄からの依頼で、日本製の蒸気機関車のボイラを石炭焚きから重油焚きに改修すべく、設計・製造を受けたこともあります。

 弊社のお客様はおよそ300社で、ほとんどが日系メーカー様。自動車関連、繊維関連、食品関連など幅広い業界で導入いただいております。

タイでは炉筒煙管式が主流のボイラ

――日本ではボイラの小型化が進んでいるようですが?

 日本では小型貫流ボイラが市場の約90%以上を占めるまでに普及していますが、タイ市場では約10%にとどまっています。タイの一般産業用ではまだまだ、炉筒煙管式の大型ボイラが求められます。

 日本では小型貫流ボイラはボイラ技師の免許が不要ですが、タイでは全てのボイラで免許が必要で、また年一回の法定検査も必要となります。
――ボイラ選びのポイントは?

 まずは安全性です。弊社は日本でのリーディングカンパニーとしての技術力をタイでも存分に発揮。安全性を末永く維持するアフターサービスなども、他社の追随を許さない体制を整えています。自社工場の存在は圧倒的な違いです。

 また、ボイラは工場で最も燃料を使う設備です。弊社のボイラ販売は新規購入と入れ替えが半々の割合ですが、多くのお客様が省エネ効果を重要ポイントとされています。弊社ではご提案の際、既存ボイラで省エネ診断を実施。規模によって差は出てきますが概ね1カ月で結果をお知らせし、弊社製品への入れ替えでどれだけ省エネを実現できるかをお見せいたします。およそ10―15%のエネルギー代削減のご提案が可能です。

――タイでは未だボイラ事故がニュースになりますが?

 日本ではボイラ事故はほとんど見かけなくなりましたが、タイでは大きな爆発も含めて管理の怠りを原因とした事故や故障が多発しています。

 弊社製品は水でも重油でもタイの仕様に対応でき、30―40年の寿命を誇りますが、当然メンテは必要です。一般に知られていることではありますが、硬水を軟水に変えた軟水をボイラに注入します。硬水だと水垢が付着するからです。

 日本の水は軟水と思われがちですが硬度はざっと50ppm、タイの水は100ppmに達します。ボイラが必要とする軟水は硬度分1ppm以下です。簡単にご説明すると、軟水装置で硬質を軟質に変えるわけですが、それを徹底しないと故障につながります。

――水質管理だけで全然変わってくると?

 もちろん水質管理が全てではありませんが、日々の重要なメンテです。ボイラは工場で最も重要な設備であり、ボイラが止まってしまうと工場全体が止まってしまうこともしばしばです。

 ボイラの命はアフターサービスにあります。弊社ではお客様のもとに毎月1回、専門スタッフが管理に回っています。ボイラ管理に必要な薬品も製造しています。

セミナー開催やタイ人育成にも注力

――導入側のボイラ管理に対する意識も大切なようですが?

 多くの皆様に意識を向上していただけるよう、タイ国内の工業団地で定期的に省エネセミナーを開いており、毎回数十人にお来しいただいております。日本語タイ語で行っていますが、日本人よりタイ人の参加者の方が多く、いつも積極的な質問をいただきます。

 社内的には人材育成でタイ人スタッフを常に4人、日本本社の研修に出しています。1回3年、日本の技術をみっちり習得してもらっています。人材の定着の悪さが悩みのタイですが、弊社はタイ人スタッフの勤続年数の長さが自慢です。

――今後の事業展開など

 タイのボイラ市場は、日系メーカーだけをとってもまだまだ顧客開拓の余地があります。しかし売上云々ではなく、これまでどおりの健全経営で、お客様を主体にしたビジネスを続けていきたいと思っています。

――ありがとうございました

住所:109/92-95 Moo 19, Soi Suksawad 66, Suksawad Rd., Bangpueng, Prapradaeng, Samutprakarn 10130
電話:0-2817-0540~43(事務所), 092-526-9183(穴田), 086-098-0572(渡邉), 081-374-0408(池田)
ファクス:0-2817-0544 ウェブサイト:www.thaihirakawa.com, www.hirakawag.co.jp
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