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九大など、ミャンマーの古代湖インレー湖で一世紀ぶりに魚類相調査

2016年11月30日(水) 02時20分(タイ時間)
インレーの魚たちA:いわゆる「古代コイ」、鱗が大きいのが特徴。B:熱帯魚としても人気のサウブワ。C:市場に並ぶ外来魚ティラピア。D:標本の3Dモデル。の画像
インレーの魚たちA:いわゆる「古代コイ」、鱗が大きいのが特徴。B:熱帯魚としても人気のサウブワ。C:市場に並ぶ外来魚ティラピア。D:標本の3Dモデル。
写真提供、九州大学
現地で標本作製をする研究メンバーの画像
現地で標本作製をする研究メンバー
写真提供、九州大学
【ミャンマー】九州大学持続可能な社会を拓く決断科学センターの鹿野雄一准教授らは、ミャンマーの古代湖であるインレー湖の淡水魚類相を調査し、研究成果が11月9日付の国際誌「Biodiversity Data Journal」にオンライン掲載された。

 調査は京都大学、タイ国立カセサート大学、ミャンマーの森林局、タウンジー大学、山階鳥類研究所と共同で実施した。インレー湖の淡水魚類相調査はイギリス人のアナンデール博士が1918年に調査報告して以来。

 インレー湖は琵琶湖と同様、地史的に古くから存続する世界でも数少ない古代湖。古代湖は一般に、その地域だけに生息する固有種が進化生息するため、生物学的に貴重な自然環境。鹿野准教授らは2014年から2016年にかけて、インレー湖とその周辺の68地点で調査を行い、19科49種の淡水魚の野外での生息を確認した。このうち17種はインレー湖以外から持ち込まれた外来種・移入種だった。確認した在来の28種のうち、13種は固有種だった。一方、アナンデール博士が発見、報告していない未記載と思われる種も数種確認し、今後、新種として記載する予定。

 近年のミャンマーの民主化、資本主義化にともない、インレー湖周辺では土地開発や水質汚染など、急激な環境変化が懸念されている。
《newsclip》

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