文部科学省は11月29日、国際教育到達度評価学会(IEA)が2015年に実施した国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の調査結果を発表した。日本は、小中学校ともにすべての教科で5位以内となり、前回調査と比べて平均得点が小学校算数以外で10点以上上昇した。
国際数学・理科教育動向調査(TIMSS:ティムズ)は、IEAが小中学生の算数・数学、理科の到達度を国際的な尺度によって測定し、学習環境などの諸要因との関係を明らかにするために行っている。1995年より4年ごとに実施し、第6回となる2015年は、小学校では50か国・地域の約27万人、中学校では40か国・地域の約25万人が参加。日本は2015年3月に実施し、148校の小学校4年生約4,400人、147校の中学校2年生約4,700人が参加した。
小中学校ともに、すべての教科で1位になったのはシンガポール。日本は、小学校算数が5位、小学校理科が3位、中学校数学が5位、中学校理科が2位と、すべての教科で5位以内に入った。
平均得点の推移をみると、2003年以降は550点未満の割合が減少し、550点以上の割合が増加している傾向がある。ほかの上位国・地域と比較すると、日本は625点以上の割合が低い。
松野文部科学大臣は、「我が国の算数・数学、理科の結果は、比較できる範囲でもっとも良好な結果であり、国際的に見ても引き続き上位に位置するとともに、小中学生の算数・数学、理科の意識についても改善が見られることがわかりました。これは、各学校や教育委員会において、『確かな学力』を育成するための取組みをはじめ、学校教育全般にわたり教職員全体による献身的で熱心な取組みが行われてきたことの成果であると認識しています」とコメントしている。
国際数学・理科教育動向調査、日本は全教科で上位
2016年12月1日(木) 00時38分(タイ時間)
《工藤めぐみ@リセマム》
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