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15歳の国際学習到達度 タイ、ベトナムに完敗で懸念広がる

2016年12月9日(金) 00時21分(タイ時間)
【タイ】経済協力開発機構(OECD)が72カ国・地域の15歳を対象に2015年に実施した「学習到達度調査(PISA)」で、タイは科学的応用力が54位(421点)、読解力が57位(409点)、数学的応用力が54位(415点)と低迷した。

 報告を受けたプラユット首相は7日、結果に懸念と不満を示し、タイ人生徒のPISAの平均点を2031年までに全3部門でそれぞれ100点引き上げることを目標に具体策を取りまとめるよう教育省に指示した。

 タイのティーラキアット副教育相は同日、タイの一部進学校では平均得点がシンガポールと同等だったとして、問題は教育格差にあるという認識を示した。

 シンガポールはPISAの全3部門で1位となった。平均得点は科学的応用力556点、読解力535点、数学的応用力564点。

 タイ、シンガポールと同じ東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国で、タイに比べ経済レベルが低いベトナムは科学的応用力8位(525点)、読解力32位(487点)、数学的応用力22位(495点)と健闘した。

 ベトナムは前回2012年の調査でも科学的応用力が8位だったが、このときはタイのメディアがほとんど報じなかった。今回は英BBCがタイ語ウェブサイトでタイ、ベトナム両国の順位を伝え、大きな反響を呼んだ。タイのインターネット上には、「国民が愚かだと統治しやすい」、「もうベトナムと比較できない。ライバルはミャンマー、カンボジア」、「BBC、本当のことを言わないで。冗談を頼む」など多数のコメントが寄せられた。
《newsclip》

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