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日系企業新製品 タイ初上陸 超高速開発ツール

2017年1月9日(月) 00時25分(タイ時間)
キヤノンITソリューションズ株式会社の岡田 知 氏(アドバイザリーアプリケーションスペシャリスト)の画像
キヤノンITソリューションズ株式会社の岡田 知 氏(アドバイザリーアプリケーションスペシャリスト)
Material Automation (Thailand) Co., Ltd.の吉田 誠 氏(President & CEO)の画像
Material Automation (Thailand) Co., Ltd.の吉田 誠 氏(President & CEO)
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Material Automation (Thailand) Co., Ltd.

日本の低生産性脱却のカギとなる「攻めのIT計画」 トレンドの超高速開発をここタイでも

 システム開発の自動化という発想から生まれた超高速開発が、世に普及したきっかけとなったのはリーマンショック。「設備投資に経費をかけられない」という事情や「少しでも安く早くシステムを実装したい」といったニーズに迫られて発展。重要キーワードとして取り扱われるようになった。やがてそのキーワードも役割を変え、今では安く早く開発することによって「ビジネスチャンスを逃さない」「機会損失につながらない素早いタイミングでシステムを提供していく」といった「攻めのIT」に進化してきた。

「コスト」ではなく「先行投資」としての情報システム投資

 日本の1人当たりのPPPベースGDPは経済協力開発機構(OECD)の中で18位、労働生産性は21位でいずれも下位(2014年、34加盟諸国中)。このような日本の低さの原因は各種規制の多さとIT利活用レベルの低さといわれる。米国と比較した場合、設備投資全体に占めるIT投資の割合は同国が45%に対して日本は20%にとどまる。

 ITを利用した経営に対する日米企業の考え方は大きく異なる。米国が「未来を切り開く先行投資」と考えるのに対し、日本は企業トップがITに疎く「コスト」と考えがちだ。IT投資が「攻め」と「守り」に分かれている。

 日本におけるIT化の大きな問題点として、多くの資金と人をつぎ込みながら「経営に役立つシステムが少ない」、システム開発が「遅い」、稼働後の環境変化への「改修作業がついていけない」などが挙げられる。ユーザー側のイニシアティブの欠如やウォーターフォール型スクラッチ開発の偏重などが理由だ。

 ITは常に急速に進化、その調達法も多様化している。重要度、特殊性、パッケージソフトの適用の難易度などによって、調達法を的確に判断する必要がある。

「攻めのIT活用」

 IT経営において、競争力、差別化、外部への価値提供、革新的といった競争領域が「攻めのIT活用」。スピード感と柔軟性をもって新ビジネスを創造するといった「積極的な開発投資」だ。

 一方、業務の効率化、標準化、コスト削減、自動化といった標準領域が「守りのIT活用」。安定性と標準対応といった「パッケージの適用」だ。
 ユーザー企業が果たすべき重要な役割は以下のとおり。

○1=経営トップのビジョンや企業戦略に則った「ビジネスモデル」の策定、それを実行するための「業務設計・ビジネス・プロセス設計」などを主体的に行う。
○2=IT調達法およびベンダの選定、リソースの調達などで「イニシアティブ」を取る。
○3=超高速開発ツールによる開発、クラウド活用、パッケージソフトの選定など「自ら行える力」を持つべき。
○4=プロジェクト・マネジメントや運用管理およびリスク管理は自ら果たすべき「重要機能」。

費用・工数・工期が従来の「3分の1」の超高速開発

 パッケージソフトの利用については、自社にマッチしたソフトは積極的かつ、原則としてノンカスタマイズで活用すべき。超高速開発の有効性は「ソフトウエア製造・テストの自動化」にある。

○1=費用・工数・工期の大幅な削減
○2=より上流工程の付加価値の高い作業でのSEの活用
○3=要求される機能へのスピーディーな追随が可能→「アジャイル開発の強力な武器」
○4=プログラミングの経験のない管理者・業務担当者でも使用可能→「ユーザーイニシアティブの強化が可能」
○5=システムライフサイクルの長期化

といった効果を備え、そのスピードはウォーターフォール型スクラッチ開発の3分の1を誇る。

活用の工夫と導入効果

 スピードを重視して、開発の遅れによる機会損失をなくす。できないことにこだわってそれを解決するために時間をかけず、「まずは70点」を目指してリリースすることを重視する。細かい要望や作り込みが望まれても「日程を最優先」するために一部は「リリース後の対応」とすることも必要。

 超高速開発はそもそも、スピード感を優先する中でも要望を取り入れて作り込んでいく「失敗を恐れない開発」が可能だ。まずは1―2時間のミーティングで要望概要やイメージを書き出し、ユーザーと認識を合わせていく。それを元に作成した画面をユーザーに触ってもらい、さらに細かいニーズを引き出しながら、ビジネスに合わせて最適なシステムになるように改良を加え「成長させていく」。

 導入効果としてはまず「時間とコスト面での多大なメリット」がある。設計書や計画書などの文書作成も簡略化でき、単体テスト・結合テストに要する時間を大幅に削減し、早期に総合テスト・ビジネス視点に立った評価を実施できる。

 開発担当者が変更になっても容易に対応が可能。生成される「アプリケーションに属人性がない」。
 超高速開発は、「攻めのIT経営」の実現だけでなく、「第四次産業革命」にもつながるメソッド。ITにおいて世界的な大革命が進行する中、日本は得意な「ものづくり技術」×「IT」でトップに立たなければならない。

Web Performer:ノンプログラミングで超高速開発。Webアプリケーションを100%自動生成するマルチブラウザ対応。コーディングの自動化とそれによる品質の均一化により開発期間を短縮。日本での導入250社突破。

Evolio: Excelから操作するDBに繋がる業務アプリケーションを容易に開発するツール。タイで12社25サイト導入。Excel・ハンディターミナルで操作する在庫・工程管理ソリューションテンプレートを提供。シンプルで現場への短期間での導入が簡単、低コスト、リアルタイム処理、在庫の見える化を実現。

問い合わせ先:
Material Automation (Thailand) Co., Ltd.
Tel: 0-2261-5100
Email: mat_marketing@mat.co.th (吉川)
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