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国土交通省、インドで貨物鉄道利用を促進する実証事業---貨物鉄道の定時運行と共同集荷

2017年1月13日(金) 10時53分(タイ時間)
インドにおける共同集荷を活用したコンテナ貨物鉄道輸送利用促進に向けた実証事業の画像
インドにおける共同集荷を活用したコンテナ貨物鉄道輸送利用促進に向けた実証事業
《画像 国土交通省》
国土交通省は、インドで定時運行と共同集荷による貨物鉄道利用促進の実証事業を実施する。

インドでは、増大する貨物需要に対応する貨物専用鉄道建設計画(DFC)が進行中で、西回廊(デリー=ムンバイ)建設事業が、日本の円借款の支援で進められている。

ただ、インドには、貨物鉄道の運行ダイヤが存在せず、定時性がないことから荷主はトラック輸送を選択、貨物鉄道が活用されていない状況。進出が進む日系企業にとっても、物流ニーズに対応した貨物鉄道輸送の効率化は大きな課題となっている。

このため、今回の実証事業では、定時運行や集荷といったソフト面の取り組みを通じて、インドの貨物鉄道輸送の効率化、利用促進を図る。

すでに日本側から貨物鉄道ダイヤの設定をインド鉄道省に働きかけたことから昨年6月からデリー=バンガロール間で週1回の定時運行を実施している。従来同区間で7~10日程度要していたところ3日以内での輸送が可能となり、リードタイムが大幅に短縮した。

今回の実証運行では同区間で、現行のダイヤに加え、新たな定時運行便を追加する。具体的には、1月20~26日にデリー=バンガロール区間で、貨物列車1編成(80TEU分)を借り切り、定時運行する。今回は、初の試みとして20フィートコンテナの一般貨物だけではなく、45フィートコンテナによる完成車の輸送も同じ編成で併結して実施する。

ダイヤ設定後も、トラックからのモーダルシフトが進んでいない状況を踏まえ、今回の実証運行では、日本通運とインドの物流会社が共同で集荷、貨物鉄道利用を促進する。


この事業の実施を通じ、効果や課題などを具体的に調査・分析し、同区間での定期運行の実現を含め、インドにおける貨物鉄道輸送の効率化やモーダルシフトの促進を図る。調査結果については、後日公表する予定。
《レスポンス編集部@レスポンス》


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