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アジアでデング熱流行、外務省が注意喚起 マレーシアで邦人死亡

2017年1月24日(火) 00時39分(タイ時間)
【アジア】日本の外務省は22日、感染症広域情報を出し、アジア・大洋州でデング熱が流行しているとして、感染が疑われる場合は早期に医療機関で診療を受けるよう呼びかけた。

 感染症広域情報の対象はインド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、中国(浙江省、広東省、福建省、広西壮族自治区、雲南省)、香港、台湾、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、ブータン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モルディブ、ラオス、豪州(クイーンズランド州)、キリバス、クック諸島、サモア、ソロモン、ツバル、トンガ、ナウル、パプアニューギニア、バヌアツ、パラオ、フィジー、マーシャル、ミクロネシア、北マリアナ諸島(米領)、ハワイ(米領)、ニューカレドニア(仏領)、タヒチ(仏領ポリネシア)。

 外務省によると、マレーシアでは1月19日、デング熱に感染した邦人が死亡した。

 デング熱はデングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する。一度かかると免疫ができるが、異なる型のデングウイルスに感染した場合は再発症する。デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)の活動時間は夜明け少し前から日暮れまでの間、特に朝と夕方だが、室内にいる蚊は夜間でも刺すことがある。予防接種や予防薬はなく、蚊に刺されないことが唯一の予防方法。

 感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は通常3―7日。症状は急激な発熱(38―40度)、頭痛、関節痛、筋肉痛など。特効薬はなく、一般的に対症療法が行われる。発熱は3―5日間継続し、解熱とともにかゆみをともなった発疹が胸部や四肢に広がることがある。食欲不振、全身倦怠感は1、2週間続く。血小板が減少した例では、鼻出血、歯肉からの出血、生理出血の過多が起きることがある。通常、1、2週間で回復し、後遺症をともなうことはほとんどない。

 特別な治療を行わなくても重症に至らない場合が多く、死亡率は1%以下といわれる。ただし、時折、デング出血熱という重とくな病気になることがある。デング出血熱は口や鼻などの粘膜からの出血をともない、死亡率の低いデング熱と異なり、通常でも10%前後、適切な治療を受けない場合は40―50%が死亡するといわれる。デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測ができない。

 タイ保健省によると、2016年にタイ国内で報告があったデング熱、重症型のデング出血熱とデングショック症候群の患者数は計6万3804人(2015年14万2925人)、死者は64人(同141人)だった。人口10万人あたりの感染者数は全国平均97・5人。県別で最も多かったのは北部メーホンソン県で438・8人、次いで南部ソンクラー県380・7人、南部パタニー県336・2、北部チェンマイ県279・1人。
《newsclip》

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