バンコク首都圏で6店舗を展開するタイ料理店「クルア・アプソン」。
米ニューヨーク・タイムズや英オブザーバーといった有力紙で取り上げられたことがある有名店で、タイの外食店口コミ情報サイト「ウォンナイ」では、2号店(サオシンチャー店)がバンコクの外食店1万2893店中13位(1月9日現在)にランクインしている。
今回はこのサオシンチャー店を訪れた。場所は王宮にほど近い民主記念塔からディンソー通りを100メートルほど南下した左側。旧市街の町並みに溶け込んだ、エアコンのある食堂といった体裁で、華美な装飾は一切ない。
いつも混んでいて、予約を受け付けず、午後8時ごろには閉店すると聞いたので、午後5時半ごろ、行ってみた。運良く空いたテーブルに滑り込んだが、その後も客入りは絶えず、店外では常時数人が待っているという状況だ。待っている人は、頭髪をたてがみのように膨らませた上流婦人、若いカップル、サンダル履きの家族連れと、千差万別で、この店の幅広い人気を物語っているようだ。
料理は40、50種類ほど。ほとんどは昔ながらのタイ料理で、タイ人富裕層や外国人が多いトンロー地区などで最近人気を集めている創作タイ料理は見当たらない。価格はカニなど特別な食材を使ったものを除き、すべて100バーツ台と安い。渡されたメニューはタイ語だったが、英語のメニューもあるようだ。
蓮の茎とエビの入ったイエローカレー(130バーツ)、タイ南部特産の豆「サトー」とエビ、豚ひき肉の炒め物(160バーツ)など8品を注文した。イエローカレーは独特の風味と蓮の食感が新鮮だ。「サトー」は匂いがきついので好き嫌いが分かれるが、慣れれば病みつきになる。当然ながら、料理はすべて、タイ人向けの味付けだ。
デザートはココナッツのシャーベット(30バーツ)。手を加えていないココナッツが予想外に美味しいと女性陣に好評だった。これに白飯、ビールを足して、料金は4人で1445バーツ。こういう昔ながらのタイ料理店、中華料理店では一般的だが、クレジットカードは使えず、支払いは現金のみ。
「クルア・アプソン」の店舗はバンコクの旧市街から西、北に展開し、東側のシーロム、スクムビットといった外国人が多い地区にはない。こうした場所にも出店して欲しいと思ったが、そうなったらなったで、味わいがなくなってしまうのかもしれない。旧市街に出向き、古い町並みを愛でながら、タイ人の流儀で食事するのが正しいようだ。
http://www.kruaapsorn.com/
【グビナビ】 旧市街の名店「クルア・アプソン」 タイ・グルメ情報口コミサイトでバンコク13位
2017年1月26日(木) 22時56分(タイ時間)
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