【タイ】ワチラロンコン国王は12日、バンコク都内の仏教寺院、ワット・ラーチャボピット寺の住職、ソムデットプラマハームニウォン僧を都内のワット・プラケーオ寺に招き、タイ仏教僧団(サンガ)の最高指導者、第20代大僧正(ソムデットプラサンカラート)に叙任した。
ソムデットプラマハームニウォン僧は1927年、西部ラチャブリ県生まれ。10歳で沙弥(しゃみ)となり、21歳のとき、ラーチャボピット寺で出家した。タイの2大仏教宗派の1つであるタマユットニカーイ派に所属。
先代の第19代大僧正は2013年に100歳で死去し、以来、大僧正位は空席となっていた。従来のサンガ法では、高位の僧侶で構成されるサンガ最高評議会が大僧正候補を選出し、首相が候補者の任命を国王に要請、国王が任命するかたちだった。しかし、タイ軍事政権は今年1月、大僧正の選任を国王に一任するようサンガ法を改正。これを受け、今月7日、ワチラロンコン国王がソムデットプラマハームニウォン僧を大僧正に任命した。
軍政による法改正はバンコク郊外のパクナムパーシージャルーン寺の住職で大僧正代行を務めたソムデットプラマハーラチャマンカラージャーン僧(91)の大僧正就任阻止が狙いだったとみられる。ソムデットプララチャマンカラージャーン僧は軍政と対立するタクシン元首相派と関係が深いとされる新興仏教団体タンマカーイと癒着しているという疑惑があった。
ラーチャボピット寺では9日朝、小火があり、建物の木製の扉の一部が焼損した。寺の関係者は、漏電が原因として、放火を否定している。
タイ仏教指導者の大僧正、国王が叙任
2017年2月14日(火) 01時30分(タイ時間)
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【タイ】2013年に100歳で死去したタイ仏教僧団(サンガ)の最高指導者、第19代大僧正(ソムデートプラサンカラート)の後任をめぐり、サンガ主流派とタイ軍事政権の対立が深まっている。
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