昭和の時代、まだ小学生のころにサーモンといえば、アメ横辺りの魚屋に吊るされた「塩鮭」だった。年の瀬で買い物客がごった返す中、黄色い電球に照らされた塩鮭は、子供心ながらに我が家ではめったに食することができないであろう高級さを感じとったものだ。
その鮭は今や、刺し身でも味わうことのできる「サーモン」となり、常夏のタイでも珍しい食材ではなくなった。それでもなお、機会があれば多めに食べておきたい特別な魚だ。
そんなサーモンの中でも北海道の「秋鮭」を今、バンコクで味わうことができる。日本人在住者が多いスクムビット地区で営業する「酒飯・晩酌処 寅次郎」と「九州酒場 どんたく」の4か所だ。「北海道ぎょれん」こと「北海道漁業協同組合連合会」の協賛による両店、今年最初の催事のようだ。今年3月31日までの期間限定企画となっている。
秋鮭というのは、産卵のために海から生まれ故郷の川に戻ってくる9、10月に捕獲される天然の鮭のこと。まさに旬の魚なのだ。秋鮭は北海道全域で漁獲されるようで、脂がのっているのが特徴。さらにメスはたくさんのたまごを抱えているので、「いくら」や「すじこ」も、秋鮭のころが旬なのだとか。
その秋鮭がタイに届いた。寅次郎でメニューを眺めてみる。今回の企画であろうメニューを数えてみたら何と13種類。刺し身で、寿司で、サラダで、焼いて、などなど、いろいろな味わい方があり、1回の食事では、とても全部試すことができない。これは何回か通うことになりそうだ。
最初に試してみたのはやはり生。子供の頃の話に戻るが、当時のサーモンはあくまでも焼き鮭で、刺し身も寿司もなかった。大人になった今でもサーモンを生で味わえることをうれしく思ってしまう。
寅次郎といえば海鮮サラダが人気の店だ。まずは「知床サラダ」からいってみる。その後は、ちょっと秋鮭から離れて、いつもの寅次郎定番メニューを数品注文。でも最後は「石狩海鮮丼」で〆る。う~ん、思ったより食べごたえがある。本音としてはもっと味を見極められるようになりたい……。しかし、今回の秋鮭メニューは養殖のサーモンとは明らかに違う、心地の良い脂の乗り、そして、天然ならではの野趣あふれる風味を感じることができた。
今しか味わえないこの企画、取材ではなく一度は家族と一緒に食べに行きたいと思っている。
寅次郎
住 スクムビット通りソイ39ソイ・プロムシー
電 0-2261-5351~2
住 スクムビット通りソイ26日本街
電 0-2259-6075~6
時 17:30~25:00(月~土)L.O.24:00、16:30~24:00(日)L.O.23:30
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2017年2月16日(木) 12時51分(タイ時間)
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