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パタヤの中国人に続く大事なお得意様 変わりゆくタイ東部

2017年3月8日(水) 13時12分(タイ時間)
夕暮れのパタヤビーチの画像
夕暮れのパタヤビーチ
 昨年10月ごろタイのニュースなどで大きく取り沙汰された「0ドルツアー」問題。

 タイ中両国で旅行代理店などに対する取り締まりが行われ、一時期タイに安くやって来ていた中国人団体客が激減したが、年が明けて春節を迎えた頃にはすっかり回復。昨年同様もしくはそれ以上の人数の中国からの人々が、パタヤの街中を賑わせている。

 中国人同様に目立ったロシア人はというと、通貨変動などの煽りで数を減らし、今やすっかり影を潜めている。その代わり、我々日本人には目立たない存在だが、パタヤで着実に人数を増やしている観光客がいる。インド人だ。彼らは一体、このリゾート地でどんな行動パターンを取っているのだろうか。

 パタヤの街中でテイラーを営むバングラデシュ出身の友人にいろいろ尋ねてみた。彼の話によると、インド人の行動パターンは大きく3つに分かれるようだ。

 まずは「パッケージツアー」。1団体100人を超える規模のツアーがたくさんあるらしい。次いでインド国内の一流企業による「インセンティブ(報奨)ツアー」。そして少数であるものの、富豪家族の「超VIP個人客」だという。

 団体ツアーはパタヤビーチ沖のラン島でのマリンスポーツ、タイ式マッサージ、タイのカルチャーショーやゾウのショーが楽しめるノンヌット・トロピカルガーデン観光、夜は大人も子供もウォーキングストリートのそぞろ歩きが人気だ。

 食事は昼夜共にインド料理。1度に500人以上を収容できる専用レストランが街中に数軒あるという。利用ホテルはノース地区からサウス地区まで幅広く、その中でも4―5軒のホテルがインドツアー専門に受け入れているのだという。滞在期間は長くても3泊程度と短いようだ。

 同じ団体でも中国ツアーと対照的なのは、毎日必ずフリータイムがあるという。中国ツアーはたいてい「0ドルツアー」スタイル。早朝から深夜まで行程がびっしり詰まり、全ての行く先々でツアー会社やガイドが収益を得るシステムになっているのに対し、インド人はショッピングなどツアーに拘束されず自由に楽しんでいるようだ。

 特に人気なのが、ローカルのナイトバザールでの衣類や雑貨の大量購入だ。また男性には、パタヤ在住者なら誰もが知る有名スポーツジムオーナーが経営する、インド人専用ディスコが大人気のようだ。

 パタヤでインド人と聞いてまず思い浮かべるのはテイラー業。店内にはターバンを巻いたオーナー、入口には客引きの若い男性、という日本人にとっては怪しげな光景だ。ひと昔もふた昔も前は、採寸の順番待ちが出るほど流行っていたらしいが、世代交代した今はインドレストランか旅行業に進出する若いオーナーが増えているという。

 バンコクでは昔から印僑と呼ばれ繊維業から財を成し、今では不動産業で大成功しているインド人。パタヤでも近い将来、ツアー客増加と共にインド資本のビジネスが目立ってきそうだ。
《newsclip》

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