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5年前の警官ひき逃げ、タイ富豪子息に逮捕状

2017年5月2日(火) 21時37分(タイ時間)
事故を起こしたフェラーリ(2012年)の画像
事故を起こしたフェラーリ(2012年)
ウォラユット容疑者(2012年)の画像
ウォラユット容疑者(2012年)
ウォラユット容疑者(2012年)の画像
ウォラユット容疑者(2012年)
【タイ】2012年に男性警官が高級スポーツカーにはねられ死亡した事件で、4月28日、世界的に人気があるドリンク剤「レッドブル(クラディンデーン)」の創業者の孫のウォラユット・ユーウィタヤー容疑者(31)に対し、ついに逮捕状が出た。

 ウォラユット容疑者は4月25日にタイから出国し、所在は不明だという。

 容疑者は危険運転致死、飲酒運転、スピード違反などで取り調べを受けたが、事件から5年近く経っても起訴されず、タイでは富裕層に法の手が及ばない実例として、世論の反発が強まっていた。

 警察によると、2012年9月3日早朝、バンコク都内のスクムビット通りで、ウォラユット容疑者が運転する黒いフェラーリが前を走行していたトンロー警察署勤務のウィチアン警察上級曹長のバイクに追突し、曹長を約200メートル引きずって死亡させた。フェラーリは現場から走り去った。衝突した当時、フェラーリは時速約170キロで走行していたとみられる。

 警察はフェラーリから流れ出たとみられるオイル跡をたどってユーウィタヤー邸にたどりついたが、警備員に進入を阻まれた。ウォラユット容疑者は数時間後に警察に出頭し、呼気からアルコールが検出された。容疑者は帰宅後に気を静めるため飲酒したと主張した。

 ウォラユット容疑者が出頭する前に、ユーウィタヤー邸の自動車整備係の男性が「自分がフェラーリを運転していた」と名乗り出たが、状況説明が出来なかったことから、警察は虚偽と判断した。このとき、男性を犯人に仕立てる工作に関与した疑いがあるとして、所轄のトンロー署の幹部警官が首都警察付に異動処分を受けた。

 この事件では当時のバンコク首都警察司令官がユーウィタヤー邸を訪れ、「相手がどんな大物でも関心がない。真犯人を捕まえられないなら辞任する」とたんかを切り、周辺にいた警官から喝采を浴びた。それから4年後の昨年3月、別の交通事故をきっかけに、マスコミが再度、この事件に焦点を当てたところ、ウォラユット容疑者が危険運転致死、飲酒運転、スピード違反などいずれについても起訴されていないことが判明。スピード違反はすでに時効となっていた。

 ウォラユット容疑者は事件後も優雅な生活を送っていたようで、英国、日本などで家族、知人らと観光や美食、スポーツなどを楽しむ様子をインターネットの交流サイトに掲載していた。
《newsclip》

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