RSS

バンコクの軍人用病院で爆弾爆発、24人けが クーデターから丸3年

2017年5月22日(月) 15時12分(タイ時間)
 の画像
 
写真提供、タイ内務省
 の画像
 
写真提供、タイ内務省
 の画像
 
写真提供、タイ内務省
【タイ】22日朝、バンコク都内の戦勝記念塔近くにある軍人とその家族向けの国立病院、プラモンクットクラーオ病院の待合室で爆弾が爆発し、患者ら24人がけがをした。

 22日は軍事クーデターから丸3年にあたることから、タイ治安当局は軍事政権に敵対する勢力の犯行とみて捜査している。

 バンコクでは4月5日と今月15日にも、王宮前広場近くで小型の爆弾が爆発し、計4人が軽いけがをした。

 タイでは2006年以降、東北部と北部の住民、バンコクの中低所得者層の支持を集めるタクシン元首相派と、特権階級、南部住民とバンコクの中間層を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治・社会が混乱している。

 反タクシン派はタクシン氏を反王室の腐敗政治家と糾弾し、2006年の軍事クーデターでタクシン政権(2001―2006年)を打倒した。タクシン派は2007年の民政移管選挙で勝利したものの、2008年に「司法クーデター」と呼ばれた裁判所によるタクシン派与党解党で反タクシン派に政権を奪われた。

 反タクシン派政権下の2009年、2010年、タクシン派は、特権階級が軍官財界を動かし民主主義や法治をねじまげているとして、政権打倒を目指すデモを行い、2010年のデモでは治安部隊との衝突で、市民、兵士ら91人が死亡、1400人以上が負傷した。

 タクシン派は2011年の議会下院総選挙で再度勝利し、タクシン元首相の妹のインラク氏が首相に就任した。しかし、2013年10月から、野党民主党が主導する反タクシン派市民のデモがバンコクなどで拡大。2014年1、2月には数万人がバンコクの主要交差点を長期間占拠した。同年5月、軍が治安回復を理由に戒厳令を発令、クーデターでタクシン派政権を倒し、全権を掌握した。

 軍は以降、両派の和解を掲げる一方、政治活動を禁止し、タクシン派潰しを推進してきた。今年4月には新憲法を施行し、民政移管に向けた下院総選挙の実施に動き出したが、新憲法では軍・特権階級が任命制の議会上院を通じて国会の3分の1を自動的に抑えることから、総選挙後も軍主導の政権が続く可能性が高いとみられている。
《newsclip》

注目ニュース

バンコク王宮前広場近くで爆発 「事故」一転「爆弾」 newsclip

【タイ】バンコク都内のタイ国立劇場前で15日夜、少規模な爆発があり、通行人の女性2人が軽いけがをした事件で、タイ当局は17日までに、小型の手製爆弾が爆発したという見方を固めた。

【タイ】タイのテレビ報道によると、昨年10月にバンコクで爆弾テロを企てたとして指名手配されていたタイ人の男4人(23、21、19、19)が17日、警察に出頭し、逮捕された。

タイ深南部の爆弾テロ、負傷者60人超 警官の機転で被害拡大阻止かnewsclip

【タイ】タイ当局によると、9日にタイ深南部パタニー市のショッピングセンター、ビッグCパタニー店で爆弾が爆発した事件の負傷者は61人に上り、このうち20人以上が10日も入院中だ。

特集



新着PR情報