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マネロン容疑のタイ不動産王、上場企業役職辞任

2017年5月22日(月) 18時54分(タイ時間)
アナン・アサワポーキン氏の画像
アナン・アサワポーキン氏
写真提供、ランド・アンド・ハウス
【タイ】資金洗浄(マネーロンダリング)容疑で捜査対象となった大物実業家のアナン・アサワポーキン氏が19、22日付で、タイ証券取引所(SET)上場の関連企業の役職をすべて辞任した。

 辞任したのは不動産大手ランド・アンド・ハウスの取締役会長兼最高経営責任者(CEO)、兄弟会社クオリティー・ハウスの取締役、金融会社LHフィナンシャルグループの取締役会長、ホームセンター運営会社ホームプロダクトセンターの取締役会長など。

 アナン氏は、横領などで服役中のスパチャイ元クロンジャン信用協同組合理事長が信組の預金額のほとんどに当たる120億バーツ以上を横領した事件に関連し、マネーロンダリングに関与した疑いが持たれている。

 タイ法務省特捜局(DSI)によると、スパチャイ元理事長はバンコク郊外の新興仏教団体タンマカーイ寺の隣接地約7・4ヘクタールを所有する企業を信組を通じて2億7500万バーツで買収した。アナン氏は2011年に、この土地を市価を大幅に下回る9378万バーツで買い取り、後に4億9200万バーツで転売した。転売で得た利益のうち3億バーツはタンマカーイの教祖であるプラタマチャヨー僧の財団に寄付した。スパチャイ元理事長とアナン氏はタンマカーイの信者として知られる。

 スパチャイ元理事長は信組から横領した金のうち10億バーツ以上をプラタマチャヨー僧とタンマカーイに「寄付」したとされる。タイ当局はマネーロンダリングなどの容疑でプラタマチャヨー僧の逮捕状をとり、今年2、3月、敷地面積が32ヘクタールに及ぶ広大なタンマカーイ寺の捜索を行ったが、プラタマチャヨー僧は雲隠れし、発見できなかった。

 タイの金融雑誌「マネー&バンキング」とタイ国立チュラロンコン大学のチームがタイの個人が所有するSETとSET2部市場(MAI)の上場株式の時価を調べた「タイ株長者番付」で、アナン氏は2003―2009年に7年連続して1位だった。2016年の番付では256億バーツ(前年比25・7億バーツ増)で5位だった。
《newsclip》

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