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人材総合サービス RGF HR Agent Recruitment(Thailand)Co., Ltd.

2017年5月28日(日) 16時46分(タイ時間)
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宮尾 真司 氏
株式会社リクルートホールディングス タイ法人

宮尾 真司 氏 Country Manager

日本・アジア47拠点 のネットワーク タイ一国にとどまらない強力な連携

流動性が高いタイの人材事情

――御社概要をお聞かせください

 RGF(リクルート・グローバル・ファミリー)は日本最大の人材総合サービスであるリクルートホールディングスの海外展開ブランドです。ヘッドオフィスを香港に構え、東は日本、西はインドまで中国を中心としたアジア各地に計47拠点を展開しています(日本国内法人の拠点は除く )。

 その中でもタイ現法の弊社は、2014年設立という新しい拠点です。タイへの進出は後発となりましたが、少しずつ お客様の期待に応えられる体制ができてきていると感じています。

――タイの人材事情をどう捉えていますか?

 タイに限らず東南アジア諸国全般で、流動性が高いといえます。特にタイはIMF発表で失業率は5年連続で1%未満。常に売り手市場で、特に20代から30代前半といった層はキャリアアップのために2―3年で転職、というパターンが一般的です。

私はタイに来る前に中国におりましたが、以前の中国がそう でした。転職を繰り返すことによって給与を上げていくというのは、どの国でも見られます。その中国は現在、求人自体が落ち着いており、タイのようなひんぱんな転職は少なくなってきています。

――日本人の求人・求職事情はどうでしょう?

 日系企業による現地採用としての日本人のニーズは高まっています。多くが現地化を目指して日本からの駐在員の人数を押さえ、タイ現地事情に詳しい日本人を多く求めるようになってきました。現地採用として長く勤めてくれる人材です。

 一方の求職者にとっても、タイは「働いてみたい国」としてトップグループに入る人気の国です。生活は日本人に馴染みやすく、英語を使うにしても欧米諸国ほどシビアではありませんし、査証(ビザ)取得も申請条件を満たしていれば比較的容易です。近隣のシンガポールも人気ですが、タイと比較すると物価は高めでビザ審査も厳しいといえます。香港も人気ですが、職場が金融・貿易に限定されやすく、その方面の経験値が求められます。

 弊社に登録がある日本人のうち、タイで就職活動を行っている人材は約半数で、当地に生活拠点を構えていることが多く、日本や他国への異動がない職場を希望されます。一方、残り半数の日本で就職活動を行っている人材は、「海外での就職経験を持ちたい」という積極的な若者や、「以前のタイ駐在の経験を活かしたい」というシニアの方々が多く見られます。

日本も含めた独自のデータベースを活用

――データベースのタイ人・日本人の割合は?

 タイ現法としてタイでの人材を中心にご紹介しておりますので、データベースレベルではタイ人が大半を占めます 。特に企業様が自力での確保が難しいスタッフレベルからミドルマネジメントレベルの人材および日本語人材の確保に注力しています。

 日本人のデータベースについては、RGFグループとして独自の集客に加え、日本のリクルートキャリアの人材データベースを活用。こちらは日本最大級で670万人という規模です。弊社の強みはまさに、このようなネットワークを活かした人材紹介です 。

――タイ人を採用する上でのポイントは ?

 求職者が気にする点はまず給与です。給与については最優先ですので、企業様がどの給与レンジでどのようなレベルの人材を求めているのか明確にしたうえでご紹介を行うように心がけています。また、相場情報を企業様にはお伝えするようにし、紹介後の乖離(かいり)が起こらないように努めています。

 次は仕事内容です。求職者は常にキャリアアップを考えていますから、「この会社で何を身に付けられるのか」が重要です。入社後に想定していた仕事と違うということで離職になるケースもあるため、求人をお伺いする際は、その点を明確にできるようにヒアリングを行います。そして、勤務地の優先順位が高いのも日本と比較したときの、タイ人求職者の特徴といえます。

――自社で求人している企業もありますが?

 多くの企業様で人事部を持ち、自前で採用活動を行っていますが、人材紹介会社を使わず、自社で求人するというのはコスト面では当然のことです。その上で我々をご利用いただくメリットは、ご紹介可能人材の量(独自に構築したデータベース)、ご紹介までのスピード、事前のスクリーニング・面接日程調整など手間を省くことができる点だと思っています。つまり、企業が求める才能・技能を持ち合わせた求職者に迅速にアクセスできるデータベースを駆使した人材のご紹介です。もちろんその人材は全員、弊社のコンサルタントとの面談を経てスクリーニングされております。

 先のとおり、タイは失業率が1%未満で、売り手市場であり、誰もが常にキャリアアップを考えています。弊社がご紹介する人材も、わずかながらどうしても入社後ミスマッチで退職となるケースもありますが、3カ月以内の補償期間であれば無料で同職位の人材を引き続きご紹介いたします。

グループ会社との連携 さまざまな採用・組織課題に対応

――人材紹介においてネットワークというのはやはり重要でしょうか?

 弊社としては企業様の採用・組織に関するあらゆるご要望にお応えすることが大事だと考えており、そのうえでネットワークが大きな武器になると考えています。弊社は単なる人材紹介にとどまりません。アジアに展開するRGFグループ拠点と連携して、ときには国をまたいで、「戦略的人材」「語学堪能者」「海外勤務経験者」などのご紹介やヘッドハンティングなども行っています。

 また、育成に課題を抱えている企業様に対して研修事業の立ち上げも計画中です。各国・地域に拠点を展開して人材にまつわる多くのソリューションを持ちうるリクルートグループだ からこそのサービスです。

――人材採用に当たっての留意点は?

 大事なのは面接での見極めと動機づけです。弊社も最大限事前にマッチする人材をご紹介しますが、当然ですがその仕事に合うかどうかを一番わかっているのは企業様です。履歴書に書かれている内容を具体的に掘り下げ、求職者に質問し、自社・仕事とのマッチ度を確かめてほしいと思います。

 また求職者には仕事の内容及び会社の良さを伝え、動機づけも行っていただきたいです。「ここでどんな仕事を行い、何を学べるのか」、「どのようなメリットが得られるか」です。

 多くの人材が複数の企業の選考を同時に受けており、良い人材ほどたくさんの選択肢を持っています。また、日系企業だけでなく、給与が高い外資系企業や優秀な地場企業も競合となることが増えています。その中で、日系企業が持つ「人材育成力」や「福利厚生」などが大きな魅力になると思いますし、それらを適切に伝えていくことが重要です。

――日系企業でのタイ人の役割は?

 日系企業の中でタイ人は今後さらに、重要な役割を担っていくでしょう。今後現地化を進めたり、現地マーケットへの拡大を行ったりする上で単なる社員にとどまらない、経営への参画がタイ人に期待されていくと思います。

 さらなる事業拡大に向けて、日系企業同士だけではなく、地場企業や外資企業との積極的な取引が必要な今、タイ人の幹部を採用・育成する企業様が増えてきている印象です。

――今後の事業展開について

 さらに弊社のデータベース・サービスの質を磨き、タイ市場で一番のマッチング(決定)を生み出すことが直近の目標です。事業成長に欠かせない人材のご紹介・生活で大きなウエイトを占める仕事のご紹介、と意義の大きいこの事業において、多くの良いマッチング(決定)を生み出すことが我々の成長にもつながります。弊社ではこれをトライアングルハッピー(企業様、求職者様、RGF)と呼びますが、このトライアングルハッピーを大きくし、企業様・求職者様から第一想起される存在を目指したいと思っています。

――ありがとうございました

住所:689 BHIRAJ TOWER at EmQuartier, 23rd Floor, Room No. 2304-2306 Sukhumvit Road, North Klongton, Vadhana, Bangkok 10110
電話:02-021-0333 ファクス:02-021-0334 Eメール:thailand@rgf-hragent.asia
ウェブサイト:www.rgf-hragent.asia
《newsclip》


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