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ホンダ、中国の販売店舗をほぼ全面刷新…顧客誘引で増販へ

2017年6月15日(木) 00時22分(タイ時間)
広汽本田深セン興業店のショールームの画像
広汽本田深セン興業店のショールーム
《撮影 池原照雄》
広汽本田深セン興業店の画像
広汽本田深セン興業店
《撮影 池原照雄》
深セン市興業汽車の羅澤練総経理の画像
深セン市興業汽車の羅澤練総経理
《撮影 池原照雄》
ホンダは、中国の四輪販売店の店舗リニューアルに取り組んでおり2018年までに1000店近くある大半の店を刷新する。ブランドイメージを高めるとともに、店舗への顧客誘引を図り販売増につなげていく。

ホンダは中国では広汽本田(広東省広州市)と東風本田(湖北省武漢市)の合弁2社でホンダ車の生産・販売を行っている。現在、中国全土での販売網は広汽本田が約480店(ほかに高級車の「アキュラ店」50店)、東風本田は約460店となっている。

このうち1999年から『アコード』の販売を開始した広汽本田は、15年に外観デザインやショールームの内装などの基準を定め、大掛かりなリニューアルに着手した。同社の柳沢利行営業部長によると、「年間100店強のペースで進めており、08年までに全店での刷新を終える計画」だ。東風本田は、最初のモデルである『CR-V』の発売が04年と比較的新しいものの、「販売開始から10年が経過した14年から、劣化が目立つ建物の改修に着手した」(同社の清水光太郎営業部長)という。東風汽車は、今回の改修では約300店を対象とし、18年に完了させる。

広汽本田の販売店である深セン市興業汽車の「広汽本田深セン興業店」(広東省深セン市)は、1年前の16年6月に新基準の店舗に刷新した。従業員153人で年間2000台近い新車販売を行い、サービス部門は板金塗装工場も備える。日本の販売店よりスケールが大きいが、中国では平均的な規模という。新店舗は新たな外装とともにショールーム全体を明るくし、整備に訪れた顧客がゆっくり過ごせるよう映画鑑賞ルームなども設置した。

同社のトップである羅澤練総経理は、「04年の開業から12年が経っていたので、広汽本田の新基準で建て替えた。顧客の満足度は高く、リニューアル後の来店者は20%増えた」と話す。同店の16年の販売実績は前年を11%上回る1983台で、3年続けて2ケタの伸びを確保した。製品群の充実に加え、新店舗も販売増に寄与しているようだ。

ホンダの中国での新車販売は16年に125万台(前年比25%増)となり、4年連続で最高を更新した。今年も130万台強を計画しているが、1~5月までは前年同期比20%増と高水準を持続している。広汽本田の柳沢氏は「リニューアルの投資は販売店が負担するので、販売が好調な時でないと難しい。今がチャンスでもある」とし、新店舗でブランドイメージも高め、販売増の好循環につなげる構えだ。

協力:ホンダ(販売店視察)

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《池原照雄@レスポンス》


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