RSS

パタヤでも日本食ブーム 変わりゆくタイ東部

2017年7月21日(金) 19時44分(タイ時間)
パタヤビーチの画像
パタヤビーチ
 ちょっと考えて思い出す店名をざっくり数えただけでも30店舗。チョンブリ県パタヤは今、日本食を提供する屋台も含めた店舗の出店が凄い勢いだ。

 東部の日本食といえばこれまで、隣町のシラチヤが有名だった。しかし最近は、日本人在住者の年齢層が徐々に下がり、日本食にこだわらない若い世代が中心になってきた。それと同時に、地価高騰、大手スーパーの登場で、町自体が少し様変わりしてきているように感じる。

 それと比べてパタヤは、駐在者よりも観光客が圧倒的で、加えて地味ながらリタイア組も多い。観光客は滞在中、辛さに飽きて最低一回は日本食を選ぶ傾向が強く、リタイア組は年齢層もあって日々豪華でなくとも日本食を、というニーズがある。
そうとはいえ、このような日本人コミュニティー全てを含めても行きつけの店は概ね20店舗程度では、という気がする。パタヤの日本食店は

(1)大手フランチャイズ店
(2) 日本人オーナー店
(3) 一般タイ人向け大衆店
(4)タイ人富裕層向け高級店

に概ね分けられる。特に(3)の店が急増、タイ人客がメインだが長期滞在の日本人やリタイア組も多く利用する。 日本人駐在員は基本(2)のお店を使い分け、観光客は地元の知り合いがなく、味にこだわらない人ならば(1)が中心であろう。ここ数年でパタヤは大衆店から高級店まで幅広く日本食が楽しめる町になった。

 しかしなぜこんなに増えたのであろうか。やはりタイ人の日本食に対する認識が浸透し、それに加え近頃急激に値上がりしているタイ料理も影響しているのではなかろうか。町の小ぎれいな食堂で少しぜいたくするのと、日本食チェーン店で定食を食べるのとで、支払う額があまり変わらなくなった。また、各店舗で看板メニューや格安メニューを設けるなど、地味ながら個性的な店が多いというのも理由の一つではなかろうか。

 もちろん味覚も変わってきた。一昔前、タイ人にとっての日本食といえばビュッフェスタイルだったが、今では同じビュッフェでも品数より質を重視しており、流行りの店とそうでない店がはっきりしてきている。こういった、一般大衆向けだけではなく地元の富裕層(ハイソ)たちが本物を楽しむ店が登場しているということだ。

 地元でホテルなど不動産業を手広く展開し、トライアスロンを共通の趣味とする仲間たちが、ポケットマネーを出し合って開店した日本食屋がある。そのクオリティと値段には驚くばかりだ。

 最後にこれだけ流行っていてもバンコクとは違うことを一つ。パタヤは日本の有名専門店にとっては何故か鬼門だ。モスバーガー、ココ壱、ペッパーランチ、個人ラーメン屋などなど。これからパタヤ進出を考えている方はその辺もご考りょを。

Panorama International Marketing Co., Ltd. 筧 由希夫
《newsclip》

特集



新着PR情報