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こう留中に変死「自殺ではなく殺人」 タイ捜査当局に激震  

2017年8月6日(日) 19時43分(タイ時間)
【タイ】バンコクの法務省特捜局(DSI)本部ビルで、汚職などの容疑でこう留されていた元公務員のタイ人男性が死亡した事件で、刑事裁判所は4日、死因はひもで首を絞められたことで、強く殴られ肝臓が破裂していたとして、自殺ではなく殺人という判断を下した。

 これを受け、タイ警察は殺人事件として捜査する方針。DSIは捜査に協力するとしている。

 死亡したのは内務省土地局の元職員、タワチャイ容疑者(66)。タワチャイ容疑者は南部パンガー県とプーケット県の国立公園内の土地の権利証1000通以上を1990年代に不正に発給したとして逮捕された。昨年8月30日未明、こう留されていたDSI本部からバンコク都内の病院に搬送され、死亡が確認された。

 DSIはタワチャイ容疑者が拘置所内で靴下で首を吊り自殺したと主張したが、容疑者の親族が法務省に死因の解明を要求。調査の過程で、容疑者の独房周辺の監視カメラが稼働していなかったこと、搬送先の病院の担当医に対し、DSIの職員が容疑者の容態について「気を失った」とだけ説明していたなど、不審な点が浮上していた。

 タイのメディアは今回の事件について、土地権利証の不正発給を受けた有力者が口封じのためタワチャイ容疑者を殺害した可能性があると指摘した。

 タイでは今回の事件以外にも、こう留中の容疑者が死亡し、「首を吊り自殺した」と処理されるケースが度々起きている。
《newsclip》

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