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タイの石炭商社が突如経営破たん 銀行に600億バーツ賠償請求

2017年8月8日(火) 23時46分(タイ時間)
エナジー・アースのカジョンポンCEOの画像
エナジー・アースのカジョンポンCEO
写真提供、Energy Earth
【タイ】タイ証券取引所(SET)上場の石炭商社エナジー・アースが突然経営破たんし、波紋が広がっている。

 SETへの報告によると、同社は2013―2016年の4年間、毎年黒字を計上し、累計の黒字額は40億バーツ超に上った。今年1―3月期は売上高78億6200万バーツ、最終赤字6900万バーツで、3月末時点の資産総額357億2500万バーツ、負債総額250億3400万バーツだった。

 経営は順調にみえたが、6月20日、社債、為替手形などの債務不履行に陥ったと明らかにし、同23日、タイ証券取引委員会(SEC)から特別監査を命じられた。7月24日には、債務超過で中央破産裁判所に会社更生手続きの適用を申請したと発表。経営状態の急激な悪化と債務の急増について説明するようSETに求められたが、満足のいく説明がないまま、今月8日、タイのタナチャート銀行に600億バーツの損害賠償を求める裁判を起こしたと発表した。エナジー・アースがタナチャート銀行の銀行口座に預けてあった中国事業向けの投資資金に関する情報をタナチャートがエナジー・アースの債権者であるタイ国営クルンタイ銀行に知らせたため、預金が差し押さえられ、中国事業がとん挫したと主張。金融取引の守秘義務違反で事業継続の機会を奪われたとしている。

 エナジー・アースによると、同社の従業員は100人超、株主は個人、法人合わせ1万8000以上だという。

 エナジー・アースは2007年、エナジー・パーフェクトとして設立された。2010年、過去に経営破たんしたことがある塗料メーカーを株式交換で買収し、SETに裏口上場した。インドネシア産石炭をタイ、中国などで販売している。
《newsclip》

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