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誘拐容疑でタイ空軍少将、警察中佐ら逮捕 中国系実業家狙う?

2017年8月15日(火) 14時56分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、タイ警察は11日、誘拐、恐喝などの容疑で軍人5人を含む男10人の逮捕状をとり、このうちタイ空軍のジャルーン少将、タイ警察のナタクリット中佐ら8人を逮捕したと発表した。

 旅行会社カンター・グループ(タイランド)とチャーター便を運航する航空会社ニュージェンエアウェイズを所有する実業家の男性、スラチャイ・セーヤーンさんを誘拐し、身代金を脅し取った疑い。

 調べによると、ナタクリット中佐ら9人は7月14日正午過ぎ、バンコク都内にあるカンター・グループの本社ビルに警察の捜査と偽り乗り込み、国籍をタイと偽り事業を行っているなどとして、スラチャイさんをら致し、ドンムアン空港近くの学校に連行した。学校で待っていたジャルーン少将が身代金として2000万バーツを要求。スラチャイさんは200万バーツまで値切り、同行していたカンター・グループの社員に現金を取りに行かせ、都内のガソリンスタンドで容疑者側に手渡した。スラチャイさんは同日中に身柄を解放され、17日に追加の100万バーツを容疑者の指定した銀行口座に振り込んだ。

 スラチャイさんらはその後、警察に被害に遭ったことを相談。警察がカンター・グループ本社や学校などの防犯カメラを確認し、容疑者の逮捕に踏み切った。ジャルーン少将、ナタクリット中佐ら5人は取り調べ後、保釈された。

 タイ当局は近年、タイでの宿泊費、食費、ツアー費などが全て無料とうたった「ゼロドルツアー」と呼ばれる中国人向けツアーの取り締まりを強化している。ツアー参加者がタイ滞在中に宝石店、皮革製品店、絹製品店などに連れて行かれ、高値で商品を買わされるケースが頻発したためだが、取り締まりの過程で、中国人がタイ人になりすまして旅行会社などを違法に営業していた事件も明るみに出た。今回の容疑者グループはこうしたビジネスに関わる実業家を狙ったとみられ、ほかにも被害者がいる可能性が指摘されている。
《newsclip》

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