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【インドネシアモーターショー2017】スズキ、バレーノ やHVに反響…インドでの強み活かす

2017年8月20日(日) 15時39分(タイ時間)
スズキ・バレーノの画像
スズキ・バレーノ
《撮影 古庄速人》
スズキ・インドモービルモーターの大石修司社長の画像
スズキ・インドモービルモーターの大石修司社長
《撮影 古庄速人》
スズキ・バレーノの画像
スズキ・バレーノ
《撮影 古庄速人》
スズキ・バレーノの画像
スズキ・バレーノ
《撮影 古庄速人》
スズキ・バレーノの画像
スズキ・バレーノ
《撮影 古庄速人》
スズキ・イグニスS アーバンコンセプトの画像
スズキ・イグニスS アーバンコンセプト
《撮影 古庄速人》
スズキ・イグニスS アーバンコンセプトの画像
スズキ・イグニスS アーバンコンセプト
《撮影 古庄速人》
スズキ・エルティガのディーゼルハイブリッドの画像
スズキ・エルティガのディーゼルハイブリッド
《撮影 古庄速人》
スズキはインドネシア国際オートショーで『バレーノ』の同国導入を発表し、大きな注目を浴びた。ほかにもユニークな出展内容が目立ったが、その意図はなにか。現地法人社長に話を聞くことができた。

「インドネシアでは、コンパクトハッチバックの市場は小さく、新車市場全体のせいぜい2パーセントぐらいではないでしょうか」と説明するのは、スズキの現地法人、スズキ・インドモービルモーターの大石修司社長。LCGC政策のおかげで、税制優遇が受けられるスモールクラスのハッチバックを都市部で見かけることは増えている。しかし優遇措置のないコンパクトクラスでは、市場は拡大していないというわけだ。

それではなぜ、その狭い市場にバレーノを投入するのか? 大石社長は「こういう車種に乗りたいという層が増えてこないと、モータリゼーションは盛り上がってこないと思うから」と答える。背景にあるのは、同国の新車市場が伸び悩み、ここ数年は年間100万台を超えたあたりで横ばいを続けていることがある。

「成長が頭打ちになっているのは、欲しいという気持ちが刺激されないからでは。だからメーカーとしては欲しいと思ってもらえる車種を導入しなければいけないが、まだ市場が小さいからなかなか簡単にはいかない」と大石社長。そこで「スズキはインドから輸出できるので、やってみようということです」と説明する。

バレーノはインドのマルチスズキで生産され、インドから全世界に輸出されている。日本で販売されている車両もすべてインド製だ。しかもインドとインドネシアはFTAを結んでいて、自動車の関税は現在5パーセントまで下がっている。さらに両国とも右ハンドルということで変更点も少なく、市場競争力を持たせられるという判断だ。なおインドネシアからは、エンジン部品などをインドに輸出しているという。

ちなみにスズキ・インドモービルモーターは4月に『イグニス』を発売したが、これもインド製。現在でも想定以上のペースで売れ続けているという。しかも普及グレードがメインになると考えていたところ、実際は上級グレードが8割以上を占める結果になって驚いているとのこと。「インドやタイと同様に、先進装備への興味が非常に強い。オーディオでも、タッチスクリーンのほうがいいという人が多い」とのことだ。

ブースではイグニスのカスタマイズモデルがディスプレイされ、とくに車高を上げてSUVらしさを強化した『イグニスS アーバンコンセプト』は観衆の大きな注目を集めていた。これは「ウチ(スズキ・インドモービルモーター)の若手が、作りたいと言ってきたもの」だとか。

このほか、会場ではMPV『エルティガ』のディーゼルハイブリッド仕様が注目を集めた。ハイブリッド車はおろか、ディーゼルの乗用車をほとんど見かけることがないインドネシアで展示した意図はなにか。「技術の情報発信をすると同時に、インドネシアの人たちがどんな反応をするのか見てみたい、という目的です」と大石社長。

実はこのマイルドハイブリッド車も、インドではすでに販売されているもの。スズキはインドネシアの現地生産モデルに加え、インドでのポテンシャルを活用して同国事業を強化しているというわけだ。
《古庄 速人@レスポンス》


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