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タイ首相、実刑判決の前首相「ドバイにいる」

2017年9月28日(木) 12時29分(タイ時間)
インラク前首相とタクシン元首相(2013年)の画像
インラク前首相とタクシン元首相(2013年)
写真提供、Yingluck Shinawatra
【タイ】27日に禁錮5年の実刑判決を受けたインラク前首相の居所について、プラユット首相は28日、タイ外務省から、前首相がアラブ首長国連邦のドバイにいるという報告があったことを明らかにした。

 ドバイには前首相の兄で事実上国外亡命中のタクシン元首相が自宅を構えている。

 軍政の実力者であるプラウィット副首相兼国防相は同日、首相の発言後、記者団の質問に応じ、ドバイ当局が前首相を政治に関与させないよう協力することを約束したと述べ、事態を静観する姿勢を示唆した。

 インラク前首相は自身の政権で導入した事実上のコメ買い取り制度「コメ担保融資制度」をめぐる汚職と巨額の損失を放置したとして、タイ最高裁判所で実刑判決を受けた。判決は当初、8月25日に下る予定だったが、前首相が出廷せず、所在不明になったため、延期されていた。前首相は8月23日に陸路でカンボジアに脱出し、シンガポール経由でドバイに向かったとみられている。

 タイ当局は今後、前首相のパスポートを破棄し、国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、国際手配するとしている。ただ、タイとドバイは犯罪者引き渡し条約を結んでいない上、汚職で実刑判決を受け国外逃亡中のタクシン元首相が英国、中国、シンガポールなどを自由に行き来していることから、インラク前首相がタイ国外で逮捕され、身柄を送還される可能性は極めて低いとみられる。

 タクシン元首相は国外滞在中の2008年に、首相在任中に当時の妻が国有地を競売で購入したことで禁錮2年の実刑判決を受け、以来、タイに帰国していない。
《newsclip》

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