厚生労働省は、Webサイトの「年末年始における海外での感染症予防について」にて、海外渡航者に向けた情報提供を行っている。海外で注意しなければいけない感染症を紹介しており、おもな感染地域や予防のポイントなどを確認できる。
厚生労働省によると、渡航先や渡航先での行動などによって異なるが、もっとも感染の可能性が高いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症だという。A型肝炎、E型肝炎、コレラ、赤痢、腸チフスなど数多く存在し、開発途上国など公衆衛生の整備が不十分な地域では感染するリスクがより高くなる。そのため、食事の前には必ず石けんと水で手を洗うこと、きれいな水が使えない場合は手洗い後にアルコール成分を含む衛生用品の利用を勧めている。
また、生水を飲まない、氷やサラダ・生の野菜を避けることのほか、完全に火の通った食べ物を食べることがポイント。ただし、加熱された料理であっても何時間も室温で保管されていると病原体が増えてしまう。よって、屋台や不衛生な飲食店では、作り置きされている料理が出されることがあるため注意が必要だ。
そのほか、日本で発生していない、動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあるため要注意。日本では患者が減少傾向または発生していない麻しん(はしか)、風しん、ポリオも、海外で感染することがある。
厚生労働省は、22の感染症について発生地域や感染経路、感染予防などを一覧(Excel版)にまとめてWebサイトで公開している。ワクチンによる予防接種が可能かどうかも記されており、渡航前にこれまでに受けた予防接種について確認するとともに、予防接種を受ける場合は余裕を持って医師に相談するようアドバイスしている。
また、外務省が提供している海外安全情報配信サービス「たびレジ」に渡航期間や滞在先、連絡先などを登録しておくと、渡航先の最新の安全情報についてメールが届く。緊急時には在外公館からの連絡を受け取ることもできるため、渡航が決まったら登録しておきたい。
なお、空港や港に設置されている検疫所では、渡航者を対象に健康相談を実施。帰国時に体調に不安がある場合や、動物に咬まれた、蚊に刺されたなど健康上心配なことがあれば、気軽に相談することを勧めている。また、不安な点は最寄りの保健所に問い合わせること。
【年末年始】海外で注意すべき22の感染症…地域や予防方法の確認を
2017年12月5日(火) 13時31分(タイ時間)
《黄金崎綾乃@リセマム》
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