【タイ】タイ保健省によると、2017年にタイ国内で報告があったデング熱、重症型のデング出血熱とデングショック症候群の患者数は前年比16%減の5万3190人で、63人が死亡した。
人口10万人あたりの患者数が最も多かった県は中部ペチャブリ県で223・3人。次いで南部ソンクラー県212・8人、北部ターク県206人、南部プーケット県199・6人、パタルン県190・9人、ナコンシータマラート県185・7人、北部メーホンソン県180・1人、バンコク158・8人、北部チェンライ県140・4人、中部サムットサコン県140・3人。
デング熱はデングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する。一度かかると免疫ができるが、異なる型のデングウイルスに感染した場合は再発症する。デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)の活動時間は夜明け少し前から日暮れまでの間、特に朝と夕方だが、室内にいる蚊は夜間でも刺すことがある。予防接種や予防薬はなく、蚊に刺されないことが唯一の予防方法。
感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は通常3―7日。症状は急激な発熱(38―40度)、頭痛、関節痛、筋肉痛など。特効薬はなく、一般的に対症療法が行われる。発熱は3―5日間継続し、解熱とともにかゆみをともなった発疹が胸部や四肢に広がることがある。食欲不振、全身倦怠感は1、2週間続く。血小板が減少した例では、鼻出血、歯肉からの出血、生理出血の過多が起きることがある。通常、1、2週間で回復し、後遺症をともなうことはほとんどない。
特別な治療を行わなくても重症に至らない場合が多く、死亡率は1%以下といわれる。ただし、時折、デング出血熱という重とくな病気になることがある。デング出血熱は口や鼻などの粘膜からの出血をともない、死亡率の低いデング熱と異なり、通常でも10%前後、適切な治療を受けない場合は40―50%が死亡するといわれる。デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測できない。
タイのデング熱患者、2017年5・3万人 63人死亡
2018年1月16日(火) 19時24分(タイ時間)
《newsclip》
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