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タイ警察前長官、売春施設経営者から10億円借金

2018年2月6日(火) 12時46分(タイ時間)
ソムヨット前警察長官の画像
ソムヨット前警察長官
写真提供、タイ・サッカー協会
【タイ】タイ警察のソムヨット前長官は5日、1月に当局の手入れを受けたバンコク都内ラマ9世通りの大規模マッサージパーラー「ビクトリア・シークレット」の事実上のオーナーとされる実業家のカムポン容疑者から約3億バーツ(約10億円)を借り入れていたことを認めた。

 タイ法務省特捜局(DSI)などが「ビクトリア・シークレット」とカムポン容疑者をめぐる金の流れを捜査していた際にソムヨット前長官の名前が浮上した。ソムヨット前長官は、カムポン容疑者は20年来の友人で、「トラブルがあった際に3回か4回、金を融通してもらったが、全額返済した」「貸し借りはすべて汚職取締委員会に報告してある」などと話した。

 ソムヨット前長官は現在、タイ・サッカー協会会長を務めている。

 警察と大規模マッサージパーラーとの不透明は関係はかねてからうわさされていた。前長官がマッサージパーラーのオーナーからの巨額の「借り入れ」を認めたことで、DSIを中心とする捜査の手がどこまで及ぶかに注目が集まっている。

 「ビクトリア・シークレット」の手入れでは未成年者や不法就労の外国人を含む女性100人以上が売春容疑で検挙され、店長のタイ人男が人身売買などの容疑で逮捕された。捜査当局はその後、「ビクトリア・シークレット」関連の資産3億バーツ相当を差し押さえ、カムポン容疑者とその妻を人身売買などの疑いで指名手配した。容疑者夫妻の行方はわかっていない。

 「ビクトリア・シークレット」をめぐっては、警察幹部らが無料の性接待を受けたり、地下水を違法に汲み上げていた疑いも浮上。カムポン容疑者がオーナーとされるバンコク都内の別の大規模マッサージパーラー4店についても捜査が行われている。

 カムポン容疑者は2003年に、「ビクトリア・シークレット」などのマッサージパーラーを実業家のチューウィット氏から買収したとみられる。同容疑者が筆頭株主(出資比率12.9%)でタイ証券取引所(SET)上場企業のアクア・コーポレーションは「ビクトリア・シークレット」との関係を否定し、売り上げのすべては屋外広告、印刷、発電といった事業によるものだと主張した。
《newsclip》

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