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超小型EV、FOMM『ONE』を正式発表。キャンペーン価格は約60万バーツ…バンコクモーターショー2018

2018年3月27日(火) 13時00分(タイ時間)
「FOMM ONE」はナンバーを取得して公道を試験走行中の画像
「FOMM ONE」はナンバーを取得して公道を試験走行中
「FOMM ONE」の操舵は二輪のような感覚で行うの画像
「FOMM ONE」の操舵は二輪のような感覚で行う
「FOMM ONE」前席周りは十分な広さの画像
「FOMM ONE」前席周りは十分な広さ
「FOMM ONE」後席に大人二人が乗るのはちょっと厳しい。子供用かの画像
「FOMM ONE」後席に大人二人が乗るのはちょっと厳しい。子供用か
「FOMM ONE」前輪駆動方式で、インホイールモーターを採用するの画像
「FOMM ONE」前輪駆動方式で、インホイールモーターを採用する
「FOMM ONE」の充電はフロントから行うの画像
「FOMM ONE」の充電はフロントから行う
ジュネーブモーターショーでも公開された「AWD SPORTS CONCEPT」の画像
ジュネーブモーターショーでも公開された「AWD SPORTS CONCEPT」
「AWD SPORTS CONCEPT」の画像
「AWD SPORTS CONCEPT」
「AWD SPORTS CONCEPT」は4輪駆動方式を採用の画像
「AWD SPORTS CONCEPT」は4輪駆動方式を採用
FOMMのブースの画像
FOMMのブース
2018年3月、ジュネーブモーターショーで日本発のベンチャー「FOMM」が初公開していた4人乗りEV。その正式名称が「バンコク国際モーターショー2018」において正式に車名はFOMM『ONE』と決定し、販売価格はタイ国内で66万4000バーツ(日本円換算:約225万円)と発表された。

この4人乗りEVは、トヨタ車体でパーソナルEV「COMS(コムス)」の開発を手掛けた鶴巻日出夫氏が、2011年に発生した震災による水害をきっかけに開発をスタートさせたもの。乗用車の普及期に入っているタイ市場で普及させるべく、2014年のバンコク国際モーターショーでもベースモデルが公開されていた。

モーターは車輪に内蔵する“インホイールモーター”方式を採用し、航続距離や充電時間への対応としてリチウムイオン電池を採用。満充電で160kmの航続距離を備え、最高速度は80km/hを可能としている。タイでの利用を考慮してエアコンも備えたが、その際の航続距離は100km程度にまで落ちる。満充電時間は6時間としている。

車体は樹脂・アルミ等の軽量材の採用や部品点数低減により、バッテリーレスの乾燥重量を約445kgに抑制。バッテリー込みでも630kgと軽量化を徹底した。ヨーロッパのL7e規格にマッチした衝突基準にも対応しているという。

また、東南アジアで頻発する洪水水害にも対応するべく、水に浮く構造となっているのも大きな特徴。ボートのように水上移動が可能な構造を採用しているのだ。前輪に用意されたヒレのようなものを回転させ、水上では人がゆっくり歩く程度の速度で進むことができる。

「FOMM」は2017年10月にヤマダ電機と資本提携、同年11月には船井電機とも提携。当初の予定から2年遅れで事業化のめどが立った。ショールームもバンコク中心部のトンロー地区に4月より開設する予定となっている。販売は2018年内にも行われる予定で、限定2000台で59万9900バーツ(日本円換算:約203万円)で販売する受注も開始した。

ただ、タイでは充電インフラが未整備で、EVはほとんど普及していない。年内の生産スタートを控え、同社は販売網の構築を急いでいる状況だ。その中でもタイ政府系の地方配電公社(PEA)のグループ会社と協業へ向けた覚え書きを結んだことは、同社にとって追い風となることは間違いない。

同社は今後、タイでの販売実績を積んだ上で、EVへの関心が高いヨーロッパや日本などでも販売をしていく予定。特に日本では、ヤマダ電機の店舗において2020年にも販売を予定しているという。
《会田肇@レスポンス》


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