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〈タイ業界事情〉金型鏡面加工装置「エアロラップ」 KANSEI CO., LTD.

2018年5月31日(木) 21時45分(タイ時間)
エアロラップの画像
エアロラップ
ラッピング作業の画像
ラッピング作業
ラッピング作業の画像
ラッピング作業
研磨剤(マルチコーン)の画像
研磨剤(マルチコーン)
研磨剤やリキッドなどの画像
研磨剤やリキッドなど
ラッピング前と後の画像
ラッピング前と後
鈴木 信一 氏 Director

ラップ工程の大幅な時間短縮と均一加工、職人技により近づく機械化

 パンチ、ダイス、切削刃物などの加工性能を大きく左右する最終ラップ。従来は手作業による工程で、複雑で磨きにくい形状面は熟練さを持ち合わせたスタッフによる作業、いわゆる「職人技」が必要とされてきた。現在でもそのような職人に敵う存在は無きに等しいが、それでも工程のほとんどの部分を機械に任せられるようになった。(株)ヤマシタワークスが開発した「エアロラップ」はラップ工程で大幅な時間短縮と均一加工をショットブラスト工法で磨くのを初めて実現した金型鏡面加工装置だ。

手間と時間を要するラップ工程

 ものづくりの原点ともいえる金型はその鏡面仕上げの善し悪しによって、加工性能が大きく左右されることは広く知られている。鏡面仕上げは性能向上のみならず、金型自体の長寿命化といった目的もある。

 どこの製造現場でも金型や工具などのラッピングを定期的に行っているはずだが、未だ手作業に頼る部分が多いのが実情だ。複雑で磨きにくい形状の場合、それを取り扱うスタッフの熟練さが求められる。ラップ工程にかかる手間と時間は多大にかかってくる。

 ラップ工程の機械化は一昔も二昔も前から実現されていたが、その中でも機械による仕上げをより「職人技」に近づけたのが、金型鏡面加工装置「エアロラップ」だ。湿式で軟質な研磨剤(マルチコーン)を表面に滑走させ、その摩擦によって鏡面仕上げにする。機械および研磨剤でそれぞれ特許を得ているほか、「砥粒加工学会・技術賞」「ものづくり日本大賞・優秀賞」「発明大賞・本賞」「兵庫県科学賞」などの数々の賞を受賞してきた。発案者の(株)ヤマシタワークスの山下健治社長はエアロラップを含めて多くの技術革新を認められ、「黄綬褒章」を受章した。

熟練さ不要、なおかつ均一な仕上がり

 エアロラップなら、金型、切削工具、コーティング膜、焼結ダイヤモンド、貴金属など、幅広い工具とその表面を磨くことが可能だ。例えばプレス金型なら、エアロラップを用いたラッピングで面粗度を上げることにより、離型性、せん断面性、寸法精度などの向上やバリ減少などの効果を発揮する。マスキングによって部分的な仕上げもできる。

 冷間鍛造なら、パンチを適度に磨くことによってワークの滑り込みがスムーズになる。パンチの折れや欠けといった不具合も防ぐ。特異な形状で磨きが難しい先端部位でも、熟練さを必要とすることなく均一に仕上げることができる。

 ほか切削工具の場合なら、表面やフロート溝を加工することによって摩擦抵抗を低減。切削屑のスムーズな排出を促すと共に、刃先のチッピングといった工具の破損を予防する。いずれも摩擦係数が減少することによって長寿命化も実現される。

 これまでに、「人の手で4時間かかっていたのが、今やエアロラップで12分」「4万回規模の需要がざっと3倍の12万回に」といった時間短縮や長寿命化を実現してきた。好条件が重なれば、それ以上の効果も期待できる。導入検討の際にはまず、デモラッピングで効果をご確認いただいている。

直に触れられるエアロラップ、InterMoldで展示

  人件費を安く抑えることができていたタイでは、どの現場でもラップ工程は人の手が主流だった。しかしこの数年でFA化が進み、いわゆる人海戦術は過去の産物と化しつつある。エアロラップもFA化に伴い、これまで以上のお引き合いをいただいている。

 そのエアロラップに直に触れていただくことができる。6月20―23日にバンコク国際貿易展示センター(BITEC)で開催される「InterMold」の弊社ブース(EH101 1D01)にて、エアロラップを展示する予定だ。

KANSEI CO., LTD.

住所:3300/114-115 22nd Flr., Elephant Tower (B) Phaholyothin Rd., Chomphon, Chatuchak, Bangkok 10900
電話:0-2937-3381~4 ファクス:0-2937-3385~6 Eメール:kanseijp@kansei.co.th
ウェブサイト:http://www.kansei.co.th/jp/
《newsclip》


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