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タイでの贈賄で元役員ら3人起訴 三菱日立パワーシステムズ タイ側の反応は?

2018年7月22日(日) 18時44分(タイ時間)
【タイ】三菱日立パワーシステムズは20日、同社の元役員2人(元取締役常務執行役員エンジニアリング本部長、元執行役員調達総括部長)と元ロジスティクス部長の計3人が不正競争防止法違反容疑で起訴されたと発表した。タイの公務員に対する贈賄の疑い。

 同社によると、タイ南部ナコンシタマラート県カノム郡で請け負っていた火力発電所の建設工事をめぐり、2015年2月、建設資材の海上輸送を依頼していた物流業者の下請け輸送業者が発電所の建設現場近くに設置された桟橋に資材を荷揚げしようとしたところ、地元港湾当局の公務員と思われる人物を含む地元関係者らが、物流業者が桟橋使用許認可取得手続きを適切に行っていなかったとして、桟橋を封鎖し、2000万バーツを支払うよう要求した。

 資材の荷揚げが遅れた場合、発電所の建設が遅延し、多額の遅延損害金を支払う義務が生じることから、三菱日立パワーシステムズの関係者が架空工事を追加発注して2000万バーツを捻出し、輸送業者に渡したところ、桟橋の封鎖が解除された。2000万バーツが輸送業者から公務員らに渡ったかどうかは確認できていないという。

 三菱日立パワーシステムズは同年3月、内部通報で不正な金銭の支払いの疑いを把握。調査を行った上、同年6月、東京地方検察庁に報告書を提出した。

 この事件はタイでも報道され、注目を集めている。タイのエネルギー省は関与を否定、運輸省港湾局は内部調査を行うと表明した。

 タイのインターネット上では、「日本や欧米は国外での贈収賄も取り締まる。タイ政府は…」、「贈収賄というより恐喝だろう」などと、自国の汚職まん延を嘆く意見が多い。タイ国内での捜査については、進展しないという悲観的な見方がほとんどだ。
《newsclip》

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